6月8日から一週間の主な国内ニュース


* 今週、ハノイで開催中の第13期国会第7回会議では、グエン・スアン・フック副首相をはじめ政府査察機関長官、教育訓練大臣、司法大臣、財務大臣らによる質疑応答が行われました。その主な内容は、汚職防止対策や、教育刷新事業、歳出管理などとなりました。グエン・シン・フン国会議長は質疑応答の結果をまとめ、次のように述べています。

(テープ)

「差し迫った問題の多くは取り上げられましたが、5人の閣僚は明確かつ具体的で率直に質問に回答しました。有権者らは質疑応答に対する支持を表明しています。国会は経済回復に対する政府、各省庁、各レベル、国民、企業の努力を高く評価しています」

今週、国会は複数の法案を討議したほか、漁民や、海上警察、漁業検査隊を支援するために国家予算から16兆ドン(約800億円)を拠出することを採択しました。

* 今週、イタリアのレンツィ首相はベトナム公式訪問を行いました。イタリア首相がベトナムを訪問するのは今回が初めてです。訪問期間中、レンツィ首相は、グエン・タン・ズン首相と会談したほか、グエン・フー・チョン共産党書記長やチュオン・タン・サン国家主席らと会見しました。双方はあらゆる分野における両国関係の強化策について意見交換し、一致しました。また、イタリア側は海上問題に関するベトナムの立場に支持を表明しました。

* 今週、ベトナムはベトナム領有権を侵犯している中国の違法行為に引き続き抗議しています。レー・ホアイ・チュン国連大使は第68期国連総会のアッシュ議長と会見し、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグを設置したことについて抗議しました。アッシュ議長はベトナムの立場を支持していると述べました。こうした中、国内各地地で、中国に抗議する運動や、海上警察、漁民、漁業検査隊を支援する運動が引き続き広がっています。ダナン市漁業協会のチャン・バン・リン会長は次のように語りました。

(テープ)

「中国は挑発行為を増していますが、私達は屈していません。全国民の支持と支援、および、漁業検査隊、海上警察の保護を受け、漁獲を続けています。これは、ビジネスでありながら国の領海の保護事業に寄与するものでもあります」

* 今週、ホーチミン市で、ロシア総領事館はロシア建国記念日、および、ロシア・ベトナム友好関係の基礎に関する条約締結20周年記念を祝う式典を行いました。式典で発言にたった在ホーチミンロシア総領事館のアナトリ・バシリエビッチ・ボロビック総領事はロシアとアジア太平洋各国との協力の重要性を強調し、その中で、「ベトナム・ロシア戦略的なパートナー関係はあらゆる分野で発展している」と述べました。

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