(VOVWORLD) -
8日からの今週の主な国内ニュースをまとめてお伝えします。
* 11日、ハノイで、第12期ベトナム共産党中央執行委員会の第6回総会が7日間の議事日程を終え、閉幕しました。閉会式で発言に立ったグエン・フー・チョン書記長は「今回の総会で、党中央執行委員会と代表は多くの重要な意見を寄せてきた。総会では、2017年の経済社会と財政・予算の状況、2018年の経済社会発展計画と財政・予算案、国民の健康保護作業と人口問題、国家機関の活動の効果向上、政治システムの健全化という4つの内容に関する決議が採択された」と述べました。チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「それぞれの党中央委員と党幹部や職員が常に心身練磨を行うよう提案します。党の規約を守り、そして、人民の信頼を取り戻すため、これから、規律違反に対し、いかなる場合でも厳格に取り締まります。人民の信頼を得られれば、この制度は存続します。人民の信頼を失えば、全てを失います。」
* 12日、ベトナム共産党のグェン・フ・チョン書記長とハノイ市選出国会議員代表団は、ハノイ市バーディン区、タイホー区の有権者と会合を行いました。この会合は、今月末に開催される第14期国会第4回会議を前にして行われたものです。会合で、有権者らは、首都ハノイを始めとするベトナムが著しく発展していることや、党と国家による汚職、浪費対策がいくつもの結果を収めたことに喜びの意を表明しました。また、有権者らは、先ごろ開催された党中央執行委員会第6回総会の結果は、党と国家に対する国民の信頼感を高めると確信を表明しました。
* 12日、ハノイで、第15回国会常務委員会会議が行われました。会議では、2017年度の経済社会状況、及び2018年度の経済社会発展計画案に関する政府報告がなされました。これに基づき、2017年通年のGDP=国内総生産の伸び率は約6.7%に達し、目標を達成すると予測されています。これは、全ての部門や分野が高い成長を遂げた結果によるものです。その中でも、工業、建設、サービス業の成長率が7.6%にのぼっています。また、輸出の伸び率もGDPの伸び率の2倍増に当たる14%強、昨年と比べ1.5倍増となっています。国家予算の歳入増加率も10%で、GDPと比べ1.5倍増ということです。会議で発言に立ったグェン・ティ・キム・ガン国会議長は次のように語っています。
(テープ)
「政府はこれまで残っている問題点を解決する為に複数の政策を断固たる態度で行ってきました。政府の努力を高く評価します。こうしたスピードを維持するならば、GDPの伸び率を6.7%に達する可能性があります。」
* 12日、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ティ・トゥア・ハン報道官は、アメリカ海軍の船舶が中国が一方的に領有権を主張してるベトナムのホアンサ群島の近くにある海域で活動していることに関する記者団のインタビューに応え、「ホアンサ群島に対する領有権を持つ国、及び、1982年国連海洋法条約の締約国として、ベトナムは、『国際法、特に、1982年国連海洋法条約に従って、あらゆる国も航行の自由権がある』との立場を再確認する」と語りました。
* 10月11日の世界の女の子の日にあたり、11日、ハノイ市ドンアイン県人民委員会は国際非政府組織プラン・インターナショナルと協力して、「子どもに対する暴力と性的被害・女の子の保護」と題した対話を行いました。対話で、ドンアイン県の小中学校の生徒2万6千人を代表する数百人の子どもは同県の指導者らと、子どもの権利保護や子どもの成長について話し合いました。ここで、子ども達は、子どもの権利、子どもに対する暴力・性的被害とその対策などについて大勢の人の前で演説しました。