11月22日からの主な国内ニュース

*11月29日に第13期国会第6回会議が閉幕しました。一ヶ月以上にわたった今国会では節約実行・浪費防止対策法改正案や市民面会法案など複数の重要な法案が討議、採択されました。また、1992年憲法改正案と土地法改正案が賛成多数で採択されました。グエン・シン・フン国会議長は次のように語りました。

(テープ)

「国会が憲法改正案を採択したことは歴史的な意義を持ち、国の建設、発展、防衛事業と国際社会への参入に新しい発展段階を切り開くでしょう。新憲法は国会議員や、国民、有権者、各機関、部門、政治システム全体の知恵、決意により生み出されたものです。新憲法は党の意志と国民の願望を表すものでもあります。」なお、今回、経済社会発展に重要な意義を持つとされている2013年の国家予算調整案と2014年の国家予算案に関する決議、2014年の経済社会発展に関する決議、及び2014日から2016年期の政府債券の追加発行に関する決議も採択されました。一方、ファム・ビン・ミン外相とブ・ドク・ダム政府事務局局長が副首相に選出されました。

*11月29日午前、ハノイで開かれていた「ベトナムとNGO=非政府組織との協力」に関する第3回国際会議が2日間の議事日程を終了し、閉幕しました。席上、参加者らは貧困解消プログラムの実施におけるベトナム政府の成果を高く評価しました。

一方、ファム・ビン・ミン副首相兼外相は各国の非政府組織の効果的な協力を高く評価すると共に、各国のNGOとの協力を拡大させたい意向を表明し、次のように語りました。

(テープ)    

「各国の非政府組織がベトナムと引き続き効果的に協力していくことを望んでいます。また、ベトナムの各機関や地方と連携して、経済社会の発展、貧困解消、雇用創出、医療サービスの改善、疫病抑制、社会問題の解決、環境保護、災害の軽減、戦争被害の克服などに関するプロジェクトを立案、展開するよう期待しています。」

*25日午後、トン・ティ・フオン国会副議長はUNICEF=国連児童基金ベトナム事務所のシルワンダー所長と会見した際、これまでのUNICEFとベトナム国会との協力を高く評価しました。また、フオン副議長は「この協力はベトナムの児童保護ケアと権利遂行作業にプラスの影響を与えてきた。UNICEFはベトナムに対し技術的支援を行うとともに、国際社会の援助と経験を吸収するよう架け橋としての役割を果たした結果、ベトナムの無料健康診断の質的向上や新生児の死亡率と子供の栄養不良率の引き下げが図られた」と強調しました。

さらに、UNICEFに対し、ベトナムの援助を継続するとともに児童保護ケアに関する法律の充実、児童権利への認識向上などを支援するよう要請しました。

*先頃、商工省はEU欧州連合ベトナム常駐代表団の協力を得て、WTO=世界貿易機関加盟後、初めての貿易政策点検の結果を紹介するシンポジウムを開催しました。シンポジウムで発表された報告によりますと、貿易の自由化と外国投資はベトナムの競争力の向上、経済成長の促進に寄与するとともに、WTOへの加盟はベトナム経済の現代化に原動力をかけるということです。また、ベトナムはWTO加盟に際しての公約の実施に取り組んできた結果、サービス業の全面的改革、貿易メカニズムの明確化、知的所有権の確保の強化が図られたとしています。

*先頃、南部ビン・ロン(VinhLong)市で、南部メコンデルタ地域の経済協力フォーラムが開催されました。フォーラムでは、地域の潜在力や強みが紹介されるとともに投資への需要、浮上している試練が訴えられました。また、投資家、企業経営者などに対し、同地域への投資を促進し、社会安全保障活動を支援するよう呼びかけられました。

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