4月10日から一週間の主な国内ニュース


*     今週、ハノイで、第13期国会の最後となった第11回会議が19日間の議事日程を終え、閉幕しました。今回、国会は、2011~2015年期における経済社会発展状況を点検・評定したほか、2016~2020年期の計画に関する決議を発表しました。立法活動に関して、国会は、7件の法改正案を採択しました。特に、国会議長や、国会副議長、国家主席、国家副主席、首相、副首相、最高人民裁判所長官、最高人民検察院長官、新政府の閣僚らを選出しました。今後の5年間の任務に関し、グエン・ティ・キム・ガン国会議長は次ぎのように語りました。

(テープ)

「今後5年、国会はマクロ経済を安定化させ、前の5年間の経済成長率を上回る、成長モデルの刷新、経済構造の再構築を行い、労働生産性並びに国内経済の競争力を向上させ、行政改革を強化し、汚職浪費防止、節約を実施し、国の独立、主権を確保し、国際社会にスムーズに参入し、ベトナムを近代的工業国にするという目標を掲げています。」

* 今週、ハノイで、グエン・スアン・フック首相はベトナムを訪問していたハーバード大学のトーマス・バレリー教授と会見しました。席上、フック首相はベトナムとアメリカとの関係の強化に対する同教授の貢献を高く評価し、「バレリー教授はベトナムの親友である」としました。一方、バレリー教授は、「ハーバード大学はベトナムを支援していきたい意向にある」と明らかにしました。

*     今週、イギリスのフィリップ・ハモンド外相はベトナム訪問を行いました。ファム・ビン・ミン副首相兼外相との会談で、双方は、経済、投資、教育などの分野での両国間の協力を強化していくことに合意しました。また、国際問題について話し合った際、領海紛争を含め、あらゆる紛争を国際法に従って平和的措置で解決すべきとの点で一致しました。

*     今週、ハノイで、外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ハイ・ビン報道官は、G7=主要7カ国外相会議の声明が海上問題に触れたことに関し、次のように語りました。

(テープ)

「ベトナムはG7外相会議の海上安全保障に関する声明を歓迎しています。これは、海上の安全保障や、航行と航海の自由という共通の目標を目指すものです。ベトナムは関係各側に対し、海上での平和、安定の維持に寄与するよう提案します。」

*     13日、ハノイで、ベトナムの政治・社会団体である祖国戦線中央委員会幹部会は中央機関の第14期国会議員の候補者197人の名簿を討議、決定するための第3回協議を行ないました。前回の会議で、これらの候補者197人の名簿と略歴が居住地に送られました。

*     今週、ハノイで、商工省は輸出振興フォーラム2016を行いました。席上、参加者らは輸出の展望や、問題点、ベトナムが交渉・締結しているFTA=自由貿易協定がもたらすメリットとデメリットなどについて意見交換しました。また、企業の能力向上へ向けての輸出振興支援政策についても討論しました。



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