7月19日からの主な国内ニュース

*7月27日のベトナム傷病軍人・戦没者の日67周年にあたり、この間、国内各地で戦没者の遺族、傷病軍人、革命功労者の恩を報いる様々な活動が行われています。先頃、チュオン・タン・サン国家主席はフランス植民地主義者との戦争中、革命戦士を拘束した元ホアロ監獄の史跡を訪れました。サン主席は革命戦士の勇敢な戦闘と犠牲を讃え、次のように語っています。

(テープ) Sang

「ここで革命戦士たちは愛国心と戦闘意志を掲げ、監獄の警備員と勇敢に戦い、彼らの多くの弾圧を失敗させました。この英雄主義はアメリカ帝国主義者との戦争にも、それぞれ監獄で受け継がれました。」

これを機に党と国家の代表団はホーチミン廟を訪れ、戦没者記念塔に花輪を捧げ、線香を手向けました。一方、ホーチミン共産青年同盟中央委員会は各地方と協力し、全国にある戦没者墓地で蝋燭を灯す式典を行いました。こうした中、保健省、ベトナム祖国戦線の指導者は傷病軍人療養センターを訪れ、戦没者の遺族、革命功労者を見舞いました。

*今週、ハノイで、グエン・タン・ズン首相とグエン・シン・フン国会議長はそれぞれ世界の59ヶ国・地域に赴任するベトナムの大使や、総領事らと会合を行いました。席上、ズン首相は「大使や、総領事らが国益を最重要課題として見做し、各国との友好関係の強化に力を入れる必要がある」と訴えました。

ズン首相は次のように語りました。

(テープ)

「第一は、輸出市場の拡大です。これは、国民の雇用創出と収入向上に寄与します。また、既存の貿易協定のメリットを徹底的に発揮させながら、新しい協定の 締結を進める必要があります。第2はベトナムへの外国投資の促進です。第3は観光振興です。そして、第4は各国のODA=政府開発援助を集めることです。」

*先頃、グエン・タン・ズン首相はイギリスのブレア元首相と会見した際、「ベトナムは政治、外交、経済、貿易、投資、教育、草の根外交を中心にイギリスとの戦略的パートナー関係の深化・拡大を希望している」と強調しました。また、ズン首相はイギリスに対し、貧困解消、経済・社会分野のインフラ整備、気候変動への対応でベトナムを支援し続けるよう要請しました。

*24日、ハノイで開催された外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、中国がベトナムのホアンサ群島に属するズイモン島の運河の浚渫を行ったことに関し、「ベトナムはホアンサとチュオンサの両群島に対する主権がある。これらの群島での中国のいかなる行為も違法で、価値のないものである」と再度確認しました。

他方、7月22日夜に中国の広西・坊城(ぼうじょう)市で中国人男性1人がベトナム人女性5人を刃物で刺し3人を死亡、2人を負傷させた事件に関して、ビン報道官は「この情報を受けた直後、ベトナム外務省は中国駐在ベトナムの外交機関に対し、中国の関係機関と協議を行った際、死傷者の身元を確定し、負傷者の治療に取り組むなど、緊急措置を直ちに取るよう指示した」と明らかにしました。

一方、マレーシア航空機MH17の撃墜事件に関して、ビン報道官は、「現在、ベトナムはウクライナとオランダの当局と緊密に連携して、この航空機に乗ったベトナム人3人に関する問題の解決を進めている」と明らかにしています。

*21日午前、ハノイで、第46回国際化学オリンピックが始まり、77の国と地域の代表団が参加していますが、その中の2つの代表団はオブザーバーです。ベトナムからは学生4名、教師4名からなる代表団が臨んでいます。開会式で教育養成省のファム・ブ・ルアン大臣は発言に立ち、「これはベトナムにとって大きな栄誉であり、ベトナムに対する国際友人と化学分野に携わる科学者らの信頼を示すものでもある。ベトナムはこのオリンピックの成功に全力を尽くす」と強調しました。

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