・ 8日から10日にかけて、ハノイで、国会常務委員会は議員活動を専門にする議員いわゆる専任国会議員の会議が行われました。今回の会議では、住宅法改正案、社会法改正案、投資法改正案、企業法改正案、国会組織法改正案などの法案が討議されました。国会組織法改正案の討論会で、ホーチミン市選出のド・バン・ドゥオン議員は次のように語りました。
(テープ) duong
「国会の活動の質的向上を目指し、専任議員の数を増やすという提案に賛成します。しかし、専任議員に関する具体的な規定を設ける必要があると思います。例えば、専任議員は高級専門家であり、少なくとも15年間は担当分野に従事すると規定しなければなりません。」
・ 今週、チュオン・タン・サン国家主席は中部クアンチ省を訪れ、省内の経済社会発展事業と国防安全保障状況を視察しました。同省の指導部との会合 で、サン主席は「クアンチ省の強みは農業や、加工業、観光、海洋経済である」と指摘した上で、「今後、これらの分野の発展を促進するために力を入れるよ う」要請しました。
また、サン主席は、東西経済回路に対するラオバオ(Lao Bao)国際検問所の経済地区の重要性を強調し、その発展計画を早期に完備するよう求めました。
一 方、今週、グェン・タン・ズン首相は計画投資省の指導部と会合を行い、投資活動と企業の設立と解体における行制手続きについて討議しました。
席上、ズン首相は 国際社会への参入の流れの中で、存在と発展に向かっている企業は競争力を向上させ、投資環境を改善する必要がある。その上、企業の持続 可能な発展に向けて、行政手続を早期に簡素化させる必要があるとの見解を示しました。
・ 今週、ミャンマーのトゥラ・シュエ・マン下院議長はグェン・シン・フン国会議長の招きに応じて、ベトナム公式訪問を行ないました。この訪問に当たり、同下院議長はグェン・フ・チョン共産党書記長、チュオン・タン・サン国家主席と個別会見した他、グェン・シン・フン国会議長と会談しました。
・ 今週、ベトナム外務省の定例記者会見で、レー・ハイ・ビン報道官は、先頃、アメリカ農務省がベトナムから幾つかの果物の輸入を承認したことに対するベトナムの見解について、次のように明らかにしました。
(テープ)
「ベ トナムは、アメリカ農務省がライチや、竜眼などベトナム産の幾つかの農産物の輸入を決定したことを歓迎しました。これは、ベトナムとアメリカとの良好に発 展している経済協力関係の推進を目指す一歩となっています。アメリカ側がベトナムのほかの農産物の輸入を引き続き検討するよう期待しています」
一 方、中国がベトナムのチュオンサ群島に属するガクマ礁で建設工事を不法に行ったという情報について、ビン報道官は「ベトナムはチュオンサ群島に対する自国 の領有権を示す法的基礎、及び歴史的証拠を十分に持っている。
この地域の現状を変更させようとする外国によるあらゆる一方的な行動はベトナムの領有権を深 刻に侵犯し、DOC=海上行動宣言に違反しており、ベトナム東部海域と地域内の状況を複雑化させることである」と強調しました。
他方、バチカン市国のアントワン・カミレリ外務局次長率いる代表団がベトナム・バチカン市国合同作業グループの第5ラウンド会合に出席のためにベトナムを 訪問していることについて、ビン報道官は「今回の会合で、双方は『ベトナムとバチカン市国との関係が前向きな発展を遂げてきた』とした上で、対話の維持、 バチカンのベトナム非駐在大使による活動に便宜を図ることなどで一致した」と明らかにしました。
・ 今週、ハノイで、TPP=環太平洋経済連携協定に関する交渉が行われ、日本や、 オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、アメリカの11カ国の代表が出席しました。今 回の交渉で、交渉団長らは、同協定の締結に向けた多くの問題について協議し、重要な進歩を達成しました。