1日からの一週間の主な国際ニュース

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 ウラジーミル・プーチン氏は7日、正式に大統領に就任しました。専門家らは今週、これまで4年間のメドヴェージェフ=プーチン・タンデム体制の成果を振り返っています。ロシアでは政治的安定を維持することができたほか、経済的な成長も保つことができました。メドヴェージェフ大統領は国務院で自らの大統領任期を総括する演壇に立ち、主な成果として経済危機の状況下で市民の生活を守ったことだと述べました。一方のプーチン首相は2日、政府の金融会合を開き、ポストについていた人々に感謝の気持ちを述べました。

 フランス大統領選は6日、決選投票が実施され、即日開票の結果、社会党のフランソワ・オランド前第1書記が、2期目を目指した保守系与党・国民運動連合のニコラ・サルコジ大統領を破り当選を決めました。1958年の第5共和制発足後、社会党の大統領はミッテラン氏以来、17年ぶりで2人目、現職大統領が敗れるのは31年ぶりとなりました。任期は2017年までの5年となります。

 ギリシャで6日実施された総選挙(議会―300議席)は、EU欧州連合、IMF国際通貨基金の支援を受けるために数々の緊縮策を打ち出してきたND連立与党の新民主主義党とPASOK全ギリシャ社会主義運動の2党で過半数議席を獲得できないことが確実となりました。NDとPASOK2党合わせた得票率は開票率96%時点で約32%で、これに基づくと獲得議席数は150議席となり、過半数の151議席にわずかに届いていません。

 北京で開かれていた米中戦略・経済対話は4日、「新たな大国関係」構築に向けた両国間の協力拡大を確認し、2日間の日程を終えました。焦点となっていた中国の人権活動家、陳光誠氏の処遇などで歩み寄りがありましたが、朝鮮民主主義人民共和国の核問題や南シナ海問題では基本的な立場を双方が主張し合ったとみられています。

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北海道電力は7日、発電を停止した泊原子力発電所3号機(北海道泊村)が同日午前11時11分に原子炉が安定的に冷却され「冷温停止状態」になったと明らかにしました。日本国内の原子力発電所が全停止するのは1970年以来、42年ぶりのことです。関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働のメドも立っておらず、今夏の電力需給が懸念されています。

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