先週、プノンペンで、第20回ASEAN東南アジア諸国連合首脳会議が行われました。会議にはベトナムのグエンタンズン首相が参加し、スピーチを行いました。会議で、指導者らは「ASEANは地域の平和、安全保障、発展に向け、協力を継続するとともに、地域における中核的な役割を発揮する必要がある」との見解を示しました。これにより、ASEANは対話、信頼の醸成、行動標準づくりを強化し、ASEAN友好協力条約、東南アジア非核地帯条約、南シナ海行動宣言、ASEAN地域フォーラム、拡大ASEAN国防相会議などの政治・安全保障協力の役割を発揮する必要があると強調しました。南シナ海問題に関し、指導者らは同海域の平和、安定、航海の安全保障の確保、国際法、なかでも1982年の海洋法に関する国連条約、南シナ海行動宣言の尊重の重要性を強調しました。
朝鮮民主主義人民共和国が先週「光明星3号」の打ち上げに向け、衛星を載せるロケット「銀河3号」の燃料注入に入る見通しであることが分かりました。 韓国政府当局者は9日、「北朝鮮はロケットを3段目まで発射台に設置した。燃料注入作業だけが残されている。」と述べました。米国を訪問していた日本外務省の杉山アジア大洋州局長は北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げ計画を実行する場合に踏み切る措置について、米国側と話し合ったことを明らかにした。一方、アメリカのカーニー大統領報道官も定例会見で「ミサイル発射は国際合意に反するとのメッセージを北朝鮮に伝えるため、多方面で努力している」と述べました。
ミャンマーで1日に行われた議会の補欠選挙は投票が民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チーさんが当選し、今回の補欠選挙では、NLDがどれだけ躍進するかが最大の焦点となっていました。
8日、パキスタンのザルダリ大統領はインドのニューデリーでシン首相と会談しました。両国の首脳会談は2009年6月以来、約3年ぶりとなりました。ザルダリ大統領はシン首相のパキスタン訪問を要請し、シン首相はこれを受け入れました。会談後、シン首相は「両国関係は正常化されるべきであり、それは共通の望みだ」と語りました。ザルダリ大統領も「より良好な関係を保持したい」と応じました。
8日、日本、中国、韓国の3か国外相は中国で約2時間会談し、朝鮮民主主義人民共和国の「人工衛星」の打ち上げについて、自制を求める努力を続けることで一致しました。