4月8日からの一週間の主な国際ニュース

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*先週、韓国の柳吉在統一相は朝鮮民主主義人民共和国が運営を中断させた南北協力事業の開城工業団地の再開のため話し合いに応じるよう朝鮮民主主義人民共和国に呼び掛けました。柳統一相は記者団に対し、「南北朝鮮の和解と協力の象徴である開城団地の操業停止は我が国の将来に資するものではない」とし、「対話を通じて正常化させる必要があり、朝鮮民主主義人民共和国が対話の場に出てくることを望む」と述べました。こうしたなか、韓国に駐留するアメリカ軍のサーマン司令官は、議会での証言などのために今週予定していた一時帰国を延期し、「目下の朝鮮半島情勢に的確に対応するため」として、当面はソウルに残ることを明らかにしました。

*ロンドンで行われていた主要8カ国外相会合は先週、2日目の討議を行い、朝鮮民主主義人民共和国によるウラン濃縮活動を含む核・弾道ミサイル計画を「最も強い言葉で非難」するとの文言を盛り込んだ議長声明を採択し、閉幕しました。日本側の強い働き掛けを受けた結果で、G8が一致して北朝鮮に警告を発表しました。日本の岸田外相は「日本の立場が広く強く共有された」と述べました。議長声明は、最近の北朝鮮の挑発的な言動を受けて「北朝鮮による攻撃的な言辞」を非難するとともに、「それはさらなる孤立を招くのみだ」と指摘し、「国連安保理決議を順守して核・ミサイル計画を放棄し、さらなる挑発行為を控える」よう訴えました。

* 3月5日に死去したウゴ・チャベス前大統領の後継者を選ぶベネズエラ大統領選は14日、ニコラス・マドゥロ暫定大統領が僅差で勝利しました。勝利宣言を行ったマドゥロ氏は、「この勝利をわれわれの指導者、チャベス氏にささげる」と述べました。選挙管理委員会によると、開票終盤での得票率はマドゥロ氏が50.66%で、対立候補のエンリケ・カプリレスの49.06%をわずかに上回りました。ただ、カプリレスは15日未明に記者会見を開き、「全ての開票が終わるまでは敗北を受け入れない」と宣言しています。

*中国の東部でヒトへの感染が相次いでいるH7N9型の鳥インフルエンザは、先週、新たに上海市と浙江省で合わせて5人の感染が確認されたほか、治療中だった1人が死亡し、これまでに感染した人は43人、死亡した人は11人となりました。各地の当局によりますと、43人の感染者とその周辺では、ヒトからヒトへの感染の例は報告されていません。感染源など詳しいことは依然分かっていませんが、これまでの調査で、市場で売られていた鶏などからH7N9型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたことから、当局は、市場での生きた鳥の取り引きを禁止するなどして感染拡大の防止に努めています。

 

 

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