お元気ですか、皆さん、トゥーハです。
今日のこの時間はベトナム中部の民謡を基にした歌をお届けます。
1976年、長い戦争日々を潜り抜けたベトナムの人々は国の復興事業に力を注いできました。ベトナムのいたるところで建設工事が活発に行われていました。作曲家グェンバンティさんは中部の有名な民謡ビダム(vi dam)を基にして、「用水路を作る人々」という歌を作りました。この歌が生まれた直後に有名になり、1970年代に幅広く歌われるようになりました。
クイニョンビーチ
でははじめに「用水路を作る人々」( nguoi xay ho ke go)をどうぞ
「私は土が大好きだから
用水路を作る仕事が楽しい
用水路を作って青い水を流そう
故郷を水と緑で豊かにしよう
共に土を掘り、用水路を作ろう
では次に現在良く歌われている歌の中から「中部に帰る」(ve mien trung)をどうぞ
「ベトナム中部に来る人が居たら
その土地の美人に詩の一節を伝えておくれ
長い間、僕は故郷の中部に帰れない
故郷の川面では今夜、月の光がそのまま輝くだろう
君よ、故郷の思い出は私たちの心の中にそのまま満ち溢れている」
ではおしまいに「土と水の愛」( tinh yeu cua dat va nuoc)をどうぞ
「土よ、干ばつぼ日々をまだ覚えているか
水よ、私たちの畑が浸水した時期を覚えるか
土と水の愛は昔からあった
故郷のために私はいつもそばにいるから」
いかがでしたか、皆さん、今日はベトナム中部の民謡を基にした歌をご紹介しました。それでは今日の音楽散歩道はこれで終わります。また来週のこの時間をお楽しみに。ごきげんよう。