(VOVWORLD) -もうすぐ11月の終わりに入りますね。ハノイは、この頃、とても過ごしやすい日々が続いています。気温が15度~26度ぐらいで、ちょうど良い日だと思われます。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
フォ・ドゥク・フォン |
こんにちは、ご機嫌いかがですか、皆さん。
タオです。
もうすぐ11月の終わりに入りますね。ハノイは、この頃、とても過ごしやすい日々が続いています。気温が15度~26度ぐらいで、ちょうど良い日だと思われます。皆さんのお住まいの街はいかがですか?
今日は、作曲家のフォ・ドゥク・フォン(Pho Duc Phuong)をご紹介します。北部フンイエン省で1944年に生まれたフォンさんは、ベトナム民謡に強く影響される叙情的な音楽で有名な作詞作曲家ですが、彼の活動は最初から音楽に関係があったわけではありません。1962年、フォンさんはハノイ師範大学の数学課に入りましたが、1966年、ベトナム音楽院に受験しました。これまで、多くのアルバムが発行され、その中で多くの作品が『国家の文化芸術』という賞を授与されました。現在、フォンさんはハノイの音楽協会の副会長兼ベトナム著作権保護センター長を務めています。
フォンさんは、記者のインタビューに応えた祭、「生涯の中で幾つかの目標しか達成できないので、自らの全ての目標を完成できるのは難しいものであり、だから、現在、様々な困難があっても、音楽にまだ熱中しているので、私が主宰する音楽プログラムをはじめ、私の作曲を通じて、より多くの人に私、フォンの特徴に気づいていただきたい、又は、理解し、愛好していただきたい。それだけでもとても楽しい」と述べました。
それでは、今日のこの時間はそんなフォンさんの曲をお楽しみいただきましょう。
はじめに、「故郷に帰る」(Ve que)をお送りします。
「君と共に故郷へ帰った
竹の並木が続く堤防
四季折々の果物
私が幼い頃を過ごした忘れがたい故郷
母と姉が住む貧しい故郷
故郷がなければ、根なし草になってしまうだろう」
お聴きいただいた曲は「故郷に帰る」でした。
続いて、「川よ流れて」(Chay di song oi)をどうぞ。
「やさしい川、甘い水や白い砂を載せる川
愛する川、故郷を抱く流れ
川の流れは数千年にわたって永遠に、若い
川よ、流れ、流れてね」
お聴きいただいた曲は「川よ流れて」でした。
では、おしまいに「イエントゥ山の雲の頂上で」(Tren dinh Phu Van)をどうぞ。
*イエントゥ山(YenTu)の寺院群はハノイ北東部クアンニン省ウオンビ市に位置し、北部の有名な歴史遺跡と観光地でもあります。昔からイエントゥ山の頂にある海抜1068mのドン寺(Chua Dong)はよく知られてきました。また、この寺院群には数多くの寺院や森林があり、聖になる風景に恵まれています。
「イエントゥの頂上に漂う雲が溢れる
まるで、恋わずらい人の心のようだ
涙は、まぶたからあふれ出てくるが、
たとえ適わなくても夢の人を無駄に探したい
上方は高すぎるイエントゥ山、下方は、長すぎる川だ
いつかあなたへのこの愛情はなくなるか
聞きたいのは、1つの質問しかない」
お聴きいただいた曲は「イエントゥ山の雲の頂上で」でした。
いかがでしたか、みなさん。今回は、作曲家の フォ・ドゥク・フォンの曲をお届けしました。今日の音楽散歩道はこれで終わります。来週、またお会いしましょう。