イスラエル軍、イエメンの港湾・発電所を攻撃 フーシ派拠点
(VOVWORLD) - イスラエル軍は7日未明、イエメンの親イラン武装組織フーシ派の拠点とされる港湾3カ所および発電所に対し攻撃を行ったと発表しました。イスラエルによるイエメンへの攻撃はおよそ1カ月ぶりとなります。
2024年9月27日、イスラエル・アシュケロンで、イエメンからイスラエルに向けて発射された地対地ミサイルが、イスラエル領外で迎撃された(写真:REUTERS/Amir Cohen) |
攻撃対象となったのは、ホデイダ、ラスイサ、サリフの各港と、ラスカンティブにある発電所です。イスラエル軍は、フーシ派によるたび重なるイスラエルへの攻撃に対する措置であるとしています。
イスラエル軍はまた、ラスイサ港への攻撃について、2023年にフーシ派が拿捕した船舶「ギャラクシー・リーダー」も標的に含まれていたと明らかにしました。軍は、フーシ派がこの船にレーダーシステムを設置し、国際海域を航行する船舶の追跡に使用していると指摘しています。
一方、フーシ派の報道官は攻撃後に声明を出し、防空部隊が「国産の地対空ミサイルを多数使用」してイスラエルの攻撃に対抗したと述べました。
住民の話によりますと、ホデイダへの攻撃によって主要な発電所が停止し、一部地域で停電が発生しているということです。
これまでのところ、死傷者の有無については明らかになっていません。(ロイター)