(VOVWORLD) - イラン外務省の報道官は14日、イランの核開発計画をめぐって国連の制裁が再び課された場合には、イランとして対応すると述べました。ただし、具体的にどのような措置を講じるかについては明らかにしませんでした。
フランスの外交筋は先週、ロイター通信に対し、ヨーロッパの安全保障上の利益を保証する核合意が存在しない場合、ヨーロッパ各国は「スナップバック・メカニズム」の下でイランに対する国連制裁を復活させる必要があると述べました。
スナップバック・メカニズムとは、2015年の核合意に基づいてイランに対する国連制裁を再発動するための仕組みです。この核合意では、イランの核開発を制限することと引き換えに、各国が制裁を解除することになっていました。
イラン外務省の報道官は記者会見で、「スナップバック・メカニズムを使うという脅しは法的・政治的根拠を欠いており、イラン・イスラム共和国は適切かつ相応の対応をとるだろう」と述べ、それ以上の詳細については明らかにしませんでした。(ロイター)