ベトナム 国連での存在感高まる 来年はNPT会議の議長国に

(VOVWORLD) - ベトナムが国連での存在感を高めています。ニューヨークのベトナム国連代表部のドー・フン・ヴィエット大使が、この1年の成果と来年の展望について語りました。
ベトナム 国連での存在感高まる 来年はNPT会議の議長国に - ảnh 1ドー・フン・ヴィエット大使
大使は、2025年のベトナムの国連外交について、5つの成果を挙げました。
まず、党と政府の最高指導部が国連の重要な活動に直接参加し、平和の尊重や多国間協力の強化を訴えたこと。
次に、サイバー犯罪対策条約の署名式典をハノイで開催したこと。国際条約に「ハノイ条約」という名称が付けられたのは初めてで、歴史的な出来事だといいます。
また、10月にはグテーレス国連事務総長がベトナムを訪問しました。同じ任期中に2度訪れるのは異例のことです。事務総長は「ベトナムは国連の素晴らしいパートナーであり、多極化する世界の柱だ」と高く評価しました。
さらに、国連人権理事会の理事国に再選されました。アジア太平洋地域の候補国の中で最も多くの票を獲得したとのことです。
そして、来年4月から5月に開かれるNPT核兵器不拡散条約の再検討会議で、議長国を務めることが決まりました。ベトナムが核軍縮に関する主要な国際会議の議長を務めるのは初めてです。
ヴィエット大使は「これは大きな責任です。核不拡散、軍縮の推進、核の安全保障という重要な分野で、ベトナムが初めて主導的な役割を担います」と述べました。
ベトナムは来年も、国連人権理事会など、加盟する国際機関で積極的な役割を果たしていく方針です。

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