ホアン大臣:国際市場におけるベトナム農産物のブランド保護
(VOVWORLD) -21日午前、ハノイ市内の国会本部で開催中の国会常務委員会第36回会議で、チャン・タイン・マン国会議長の主宰により、農業農村開発、商工、文化、スポーツ、観光などの分野に対する国会の第15期初めから2023年末までの監視活動に関する国会常務委員会の決議の実施状況を巡る質疑応答が行われました。
ホアン大臣(TTXVN撮影) |
質疑応答で、農業農村開発省のレ・ミン・ホアン大臣は、ベトナムの農産物の生産、消費、市場拡大への支援措置について質問に答え、次のように明らかにしました。
(テープ)
「我々は、生産園地番号の登録に配慮する必要があります。これはベトナム農業にとって大きな課題であると思います。特に、大規模な原料生産地の再編、協同組合の設立などは農業の断片化を克服する為の重要な任務となっています。その一方で、OCOP=一村一品製品の開発は、加工製品の消費、農産物の付加価値の向上にも貢献します。農業農村開発省は商工省と連携して、農産物のブランディングを行っています。ですから、均一な製品の生産、主力農産物の標準化、国際市場におけるベトナムの農産物のブランド保護のためには原料生産地の集中化が必要だとされています」
一方、ベトナムのIUU=違法・無報告・無規制漁業に対するEC=欧州委員会のイエローカードの解除方策について、ホアン大臣は、「主要な方策は依然として、2050年までのベトナム水産物開発戦略をスムーズに実現することである。その中で、水揚げ頻度の削減、養殖の強化と海洋の保存という3本柱に沿って水産物開発を実現する方針である」と明らかにしました。ホアン大臣は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは、過去7年間にわたって、IUU に対するイエローカード解除のため、複数の方策を講じており、一定の結果をあげました。ベトナムは漁業検査システムを整備しました。現在、沿岸部の28の省や都市の沿岸地域では、漁業検査局が設置されています。今後も、我々は、IUU に対するイエローカード解除に向けたベトナムの取り組みを証明する必要があります。同時に、水産資源保護に関する漁民の意識を高める解決策をとることも重要だと思います」
同日午前、グエン・バン・フン文化スポーツ観光大臣は、伝統芸能の保存と開発、外国人観光客の誘致、観光開発と文化保存の推進、グエン・ホン・ジェン商工大臣は、不正取引防止対策について回答しました。