第15期国会第9回会議 質疑応答が実情に即した内容に
(VOVWORLD) - 20日午前、ハノイで開催中の第15期国会第9回会議の質疑応答の議事日程が終わりました。1日半にわたる今回の質疑では、「財政」と「教育・人材育成」という2つの重要なテーマが取り上げられました。
これらは、マクロ経済の安定、国民生活、そして国の将来に直接関わる分野です。
質疑応答の締めくくりとして、チャン・タイン・マン国会議長は、「今回の質疑は、有権者や国民、国会議員の関心に応えたものであり、実情に即した“的確な”内容だった」と述べました。また、各大臣が真摯かつ責任ある姿勢で、現状を正確に把握し、問題から逃げることなく、核心に触れる回答を行い、今後の具体的な対応策と取り組みを約束したことを評価しました。マン議長は次のように語りました。
(テープ)
「政府と各省庁の大臣・機関の長、国会議員の意見を最大限に取り入れ、国民生活の実質的な改善、経済の内在的な力の強化、『実学・実質』を重視した教育の構築に向け、政策や具体的な行動に落とし込んでいくよう求めます。国会は今後も引き続き、こうした取り組みを見守り、実行を後押ししていく方針で、一つひとつの約束が成果となり、すべてのコミットメントが具体的な変化につながるようにとの意志を固めます」
午後の国会では、法律の規定に起因する課題や障害への対応をめぐる国会決議案について、審査報告が行われたほか、クイニョン~プレイク間高速道路整備事業、ホーチミン市の環状道路4号建設事業、ビエンホア~ブンタウ間高速道路整備事業(第1期)の投資方針の調整などについて審議が行われました。