中国・広州市 ベトナム最初の革命新聞が誕生した場所
(VOVWORLD) - 1925年6月21日、中国・広州市で、ベトナムにおける最初の革命新聞「タインニエン(青年)」が創刊されました。
この新聞は、ホーチミン主席の当時の名前グエン・アイ・クォックが創設した「ベトナム青年革命同志会」の機関紙であり、発行の地は広州市の文明路13A番地、現在の文明路248-250番地に位置していました。ここは当時の同会の本部でもあり、グエン・アイ・クォック氏が自身も100年以上前に生活し、活動していた場所です。
現在、この建物には、革命初期に関わったホー・チ・ミン氏と同志たちにまつわる多くの貴重な品々が保存されています。木製の椅子、タイプライター、印刷機、手書きの原稿、タケで作られた新聞用の書棚、執筆・編集・印刷に使われた作業机など、歴史を物語る遺品の数々が今なお息づいています。
易西兵館長 |
この施設は、「ベトナム青年革命同志会」の旧跡として2024年から一般公開されており、特に若者たちに向けた歴史教育の場として注目を集めています。広東革命歴史博物館の易西兵館長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「近年、我々は中国とベトナムの先達たちが築いてきた友好関係の歴史を、より多くの中国の同志、旅行者、そして若者たちに知ってもらう必要があると思っています。2024年からこの場所を一般公開しており、中国人だけでなく、ベトナム人や外国からの観光客も多数訪れています。特に若い世代の来訪が目立ちます。2024年3月から2025年3月までの来場者数はすでに4万7千人を超えました」