仏大統領、テレグラムCEO逮捕に政治的動機ないと強調

(VOVWORLD) - フランスのマクロン大統領は26日、同国警察がメッセージアプリ「テレグラム」創業者兼最高経営責任者(CEO)であるパベル・ドゥーロフ氏を逮捕した件について、「政治的動機ではない」と強調しました。
仏大統領、テレグラムCEO逮捕に政治的動機ないと強調 - ảnh 1メッセージアプリ「テレグラム」創業者兼最高経営責任者(CEO)であるパベル・ドゥーロフ氏(写真:TechCrunch)

マクロン氏は、Xへの投稿で「フランス国内におけるテレグラムのトップ逮捕は進行中の刑事捜査の一環であり、政治的な判断は一切なく、司法の決定によるものである」と述べました。

その後、パリ検察当局のローレ・ベクオー検察官は、サイバー犯罪取り締まり部門が7月8日に開始した捜査の一環として、ドゥーロフ氏が逮捕されたことを明らかにしました。この捜査は、テレグラム上で麻薬売買や児童ポルノ、詐欺などの犯罪行為を許容し、当局への情報提供を拒否したことに関連して進められている疑いがあります。

検察によりますと、ドゥーロフ氏は28日まで拘束される可能性があるとされています。この逮捕は各方面に波紋を広げ、Xの所有者である実業家イーロン・マスク氏は「欧州における言論の自由が攻撃されている」と批判しました。また、ロシア政府はフランス側に対し、拘束されているドゥーロフ氏に相応の権利を認めるよう要請しています。

ドゥーロフ氏はロシア出身であり、フランスとアラブ首長国連邦(UAE)の二重国籍を持っています。そのため、UAEの外務省もフランス政府に対し、必要な領事による支援を受け入れるよう要請しました。(ロイター)

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