米トランプ政権 ウクライナへの一部武器輸送を停止

(VOVWORLD) -アメリカのトランプ政権は、外国への軍事支援を見直す一環として、一部の武器のウクライナへの輸送を停止したと明らかにしました。アメリカのメディアは、武器の在庫が大きく減少していることが背景にあると伝えています。
米トランプ政権 ウクライナへの一部武器輸送を停止 - ảnh 1(写真:THX/TTXVN)

アメリカ、ホワイトハウスの報道担当者は1日、NHKの取材に対し、一部の武器のウクライナへの輸送を停止したと明らかにしました。


報道担当者は「今回の決定は、国防総省による外国への軍事支援の見直しを受け、アメリカの利益を最優先にするために下したものだ」とコメントしています。

ただ、輸送を停止した武器の種類や量など詳しいことは明らかにしていません。

ウクライナへの軍事支援をめぐって、トランプ大統領は6月末に防空システムのパトリオットを供与する可能性に言及していましたが、そうした中で一部の武器の輸送を停止したことについて、アメリカメディアは、中東情勢などへの対応を受けて、アメリカ軍の砲弾やミサイルなどの在庫が大きく減少していることが背景にあると伝えています。

今回の決定を主導したとされる国防総省の政策担当のコルビー次官はこれまでも、アメリカによるウクライナへの関与を減らし、中国への対応を優先すべきだとの立場を示していました。(NHK)

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