見本市の開幕式

これは、ダナン市とクアンナム省が合併して以来、初めて行われる国際規模のプロモーションイベントであり、新たな発展段階の幕開けを告げるものです。
今年の見本市には、国内20の省や市から150社のほか、ロシア、中国、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアの6か国から外交機関や国際組織が参加し、220以上のブースが設けられています。展示される商品は繊維、電子・テクノロジー、食品、農産物、工芸品、ファッション、日用品、物流サービス、観光サービス、さらには「OCOP＝一村一品運動のプログラム」認定製品など、多岐にわたります。

注目すべきイベントのひとつが「輸出促進ビジネスマッチング会議」です。会議で専門家や企業が2025年から2030年にかけての輸出戦略について意見を交わし、アメリカ、中国、インドネシアといった主要市場でのチャンスや、ダナン自由貿易区と連動した物流発展の方策を議論しました。商工省貿易促進局のレ・ホアン・タイ副局長は次のように強調しました。

（テープ）
「ダナン市の東西経済回廊の国際貿易・観光・投資見本市2025は、市場拡大や協力推進、そして企業の競争力向上に実効性のあるイベントです。高原地帯テイグェン地方を含む中部の経済・社会の成果や投資・貿易・観光の潜在力を紹介するだけでなく、東西経済回廊やメコン地域諸国との協力の可能性を広めることにもつながります。」
ベトナムが2025年GDP成長率8.3～8.5％の達成に取り組んでいるなか、東西経済回廊の活用は極めて重要な役割を担っています。今回の見本市は、中部高原地帯テイグエン地方をはじめとする国内各地方の製品価値チェーンの発展、そして東西経済回廊との結びつきを強化する貴重な機会となっています。