ハーナム省 農業分野におけるデジタル経済開発を推進
(VOVWORLD) -ハーナム省におけるデジタル経済の開発は、生産性や、製品の品質、経済の競争力の向上に貢献してきました。
特に、農業分野では、DX=デジタルトランスフォーメーションは、著しい成果を上げ、コストの節約、製品の付加価値の向上に役立っており、市場の需要に対応し、農業経済の持続可能な開発に貢献してきたとされています。
ハイダン水産物生産協同組合、電子商取引サイト上で、魚とその製品の販売を行う。 |
キムバン県タインソン村ハイダン水産物生産協同組合が2019年11月に設立されました。近年、協同組合の魚とその製品は電子商取引サイト上で販売されたため、全国各地の消費者から愛用されています。事業活動が安定し、収益も順調に増加したことにより、現地の多くの労働者の就労にも貢献しています。協同組合長のグエン・バン・ヒエウ氏は次のように明らかにしました。
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「電子商取引サイト上で製品を販売すると、さらなる数多くの顧客にアクセスできるようになりました。従って、顧客が増加するにつれて、製品の販売量も著しく増えました」
一方、キムバン県ケー町にある「クエットタイン」という名の陶器工場は電子商取引サイトを導入したことにより、市場で優位を占めるようになっています。工場主であるライ・トアン・ソン氏は次のように述べています。
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「ソーシャルネットワークや、電子商取引サイトを活用して、販売活動や、マーケティングを推進したことにより、多くの新規顧客を獲得できるようになりました。販売コストや、倉庫の保管料、管理コストなどは従来型の販売方式と比べ、著しく削減できました」
他方、リーニャン県コンリー村にある「ミンドゥック」という名の薬草会社は、エアコンシステムが整備された室内で冬虫夏草の栽培を行ってい、冬虫夏草の成長過程に自動管理システムを導入しています。現在、同社の冬虫夏草はOCOP=一村一品製品として認定されています。あるいは、ズイティエン県にある「ムックドン」という名の農業サービス協同組合は、乳製品の生産、管理、消費にデジタル技術の導入を推進したことにより、人手節約、生産コスト、生産性と品質の向上を図っています。
協同組合長であるチャン・ゴック・トゥ氏は次のように語っています。
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「私たちは、ソーシャルネットワーク上で、乳製品の生産、消費、PR、広報を行うとともに、商品の原産地、原料原産地、生産加工過程などに関する情報を紹介しています。QRコード、またはバーコードをトレーサビリティシステムにも導入しています」
ハーナム省は2つの大手電子商取引サイト上で、およそ農業生産業者7万人の製品販売活動を行っている。(写真:Hanamtv) |
ハーナム省における伝統工芸村は、ソーシャルネットワークの利点を最大限に活用した上で、製品の紹介やプロモーション、目を引くWebデザイン、豊富なコンテンツ、容易な購入と支払い方法などを実現したことにより、収益を上げています。従って、多くの製品は国内外の顧客に届けられるようになりました。現在まで、ハナム省の農業部門は、地元の40余りの農産物生産加工工場のおよそ300点の農・林・水産物、および食品に対しトレーサビリティを導入してきました。さらに、同省は、2つの大手電子商取引サイト上で、およそ農業生産業者7万人の製品の販売活動を行っています。
ハーナム省農業農村開発局のゴ・マイン・ゴック副局長は次のように明らかにしました。
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「私たちは、生産工場、生産世帯、企業に対し生産ラインの拡張、消費市場の拡大、技術移転などをサポートします。これらの取り組みは、農民の収入増加、新農村建設プログラムの実施に貢献するからです」
農民や、協同組合、企業の取り組み、およびハーナム省の支援政策などにより、農産物や、工芸品などの生産、経営、PR、消費へのデジタルトランスフォーメーションはさらに促進されています。その上で、デジタル プラットフォーム上で農村経済の潜在力を最大限に活用し、農村経済を「デジタル経済」に向けて発展させる方針です。