バスは約40メートル転落しており、他に20人の負傷者が出ています。

犠牲になったのは、同国メデジン近郊ベジョの学校に通う16～18歳の生徒たちで、カリブ海のビーチからの帰宅途中でした。

アンティオキア県のアンドレス・フリアン・レンドン知事はメディアに対し、事故原因は調査中だと述べました。レンドン知事がSNSに投稿した動画では、生存者の一人が「眠っていたら突然叫び声が聞こえ、その後のことは何も覚えていない」と話しています。

生徒たちは卒業を祝うため、自費でカリブ海沿岸の町を訪れていました。

警察当局の情報筋はAFPに対し、事故現場周辺では左翼ゲリラ「民族解放軍（ELN）」が活動しており、消防隊や警察は救助活動に特別な安全対策を採らざるを得なかったといいます。ELNは14日から72時間、支配地域で軍事演習を行うとして、民間人の旅行を避けるよう警告していました。(AFP）