少数民族コム族は、「火の神は人間に幸せな生活を与える神様」とみなしています。そのため、コム族の家には、いつも火が点っている囲炉裏があります。
ベトナムの54民族の中で、コム族(Kho Mu)はそれほど人口が多い民族ではありませんが、伝統的な文化をきちんと守っている民族として知られています。
ベトナム中部高原地帯テイグエン地方に居住しているクホ族の楽器の中で、最も長い歴史があるのは石でできた楽器「ダン・ダ」です。この「ダン・ダ」は、村の祭りや行事などでよく使われ、クホ族の信仰生活に欠かせないものです。
ベトナム中部高原地帯テイグエン地方に居住している少数民族クホ族は自分で衣服を作り、自らの民族衣装を誇りに思っています。クホ族の民族衣装は、この民族の文化や特徴を示すものです。その民族衣装に独特な美しさをもたらすのが布です。
母系社会のクホ族は、結婚において女性が主体的です。現在、結婚に関するクホ族の習慣はほとんど従来のまま保たれていますが、現代生活にふさわしい変貌を見せています。
竹でできたカゴは、クホ族を含む中部高原地帯テイグエン地方の少数民族にとって欠かせない生活用具であり、お祭りなどに欠かせない飾り物でもあります。カゴは種類がたくありますが、カゴを作るのはクホ族の伝統的な職業です。
少数民族クホ族は自らの豊かな伝統音楽を誇りとしています。お祭りや行事などで、6個からなる銅鑼セットや、竹や石でできた楽器など様々な楽器を使って伝統音楽を披露するのはクホ族の人々にとって最大の幸せの一つです。
ベトナム中部高原地帯テイグエン地方の特産を語るならば、ズゥオ・カン(Ruou can) という地酒を抜きには語れません。ズゥオ・カンとはテイグエン地方で伝統的に醸造し、壺に入った米のワインで、壺酒とも呼ばれています。テイグエン地方に居住しているクホ族にとってズゥオ・カンは単なる地酒でなく、多くの儀式に欠かせないものとなっています。
中部高原地帯テイグエン地方に居住している少数民族クホ族にとって伝統舞踊は、行事などで欠くことのできない、どうしても行わなければならない儀式のようなものです。それは、人間に平穏な生活や豊作を与えてくれる神様への感謝の気持ちを表わす奉納に近いものです。
ベトナム中部高原地帯テイグエン地方に居住している少数民族と同様、クホ族の伝統的な家は高床式の家です。現在、どんどん近代的な家が建てられていますが、伝統的な家はまだ大切にされています。
少数民族クホ族は中部高原地帯テイグエン地方に居住する歴史が長い民族の一つです。クホ族は自給自足の生活を送っているので、コミュニティの団結を大切にしています。
ベトナムの他の民族と同様、中部高原地帯テイグエン地方に居住している少数民族クホ族は自分で衣服を作り、自らの民族衣装を誇りに思っています。クホ族の民族衣装は、この民族の文化や特徴を示すものです。
少数民族クホ族はベトナム中部高原地帯テイグエン地方に居住している民族です。クホ族は他の民族から離れた高い山に住んでいる関係で、昔ながらの多くの風俗習慣や信仰などを今もなお保っています。
ベトナムの少数民族ヌン族はたいてい藍染めの綿織物を着用します。従ってヌン族が着る衣服の色は、その多くが藍色です。それでも、ヌン族の衣服は独特の美しさで知られています。その美しさは、「ヴァイ・チャム」と呼ばれる布地によるものだとよく言われています。
少数民族ヌン族は、豊富で魅力的な民謡を歌うことで知られています。ヌン族は、民謡を男女の恋愛感情を示す手段と見なしているので、心の底まで響くほど歌います。
ベトナムの少数民族ヌン族は親と祖父母の命日を特に記念する習慣はありませんが、両親と祖父母の長寿祝いは行います。長寿のお祝いは、両親と祖父母への尊敬と関心を示すものであり、ヌン族の親孝行の現れでもあります。
ベトナムの少数民族ヌン族ならではの音楽の一つは「テン」と呼ばれる信仰的な音楽です。この音楽は、文芸面での生活だけでなく、ヌン族の信仰生活も示すものなんです。
少数民族ヌン族のお正月は旧暦で祝います。お正月には、ヌン族ならではの習慣がたくさんありますが、中でも、不幸を好転させるための年末の食事はお正月を楽しむにあたり欠くとのできない習慣です。
少数民族ヌン族の若者はかつて、結婚相手を親に探してもらいましたが、現代生活の影響で、自分自身で結婚相手を探すようになりました。しかし、結婚に関する習慣や信仰は依然として変わることなく、独特さをそのまま保っています。
少数民族ヌン族は自給自足の生活を送ることを習慣にしています。そして、農業・畜産を主たる生計にするほか、森で猟をしたり、山菜を採ったりするのです。