イエン・トゥー遺跡の春祭り

(VOVWORLD) - 毎年、世界文化遺産イエン・トゥー遺跡の春祭りが春の3か月間にわたって行われ、多くの観光客や巡礼者を引きつけます。伝統を受け継ぎながら、今年の祭りではさまざまな注目イベントが開催され、歴史・文化・精神性が融合した印象的な空間を創り出しています。
イエン・トゥー遺跡の春祭り - ảnh 1イエン・トゥー遺跡への参拝者 写真:Trường Giang/VOV-Đông Bắc

また、エン・トゥー遺跡の春祭りは、新しい始まりを象徴するものともなっています。

旧暦1月10日、クアンニン省のイエン・トゥー遺跡・名勝地で、イエン・トゥー春祭りの開幕式が行われました。これは、「イエン・トゥー・ヴィンギエム・コンソン・キエップバック遺跡・名勝群」が正式に世界文化遺産に登録されて以来、初めて迎える祭りのシーズンの幕開けとなります。長年変わらぬ姿を保つイエン・トゥーの山々ですが、今年の春祭りに訪れる巡礼者の心持ちは、どこかこれまでとは違っているようです。

現場の音

早朝から人々は、ゆっくりとザイ・オアンという谷川を渡り、ホア・イエン寺へと向かい、さらに標高1068メートルのドン寺で雲に触れるような体験を求めて歩みを進めます。足を運ぶ人々の一歩一歩に合わせるように、にぎやかで高揚した雰囲気が広がっています。ハノイから訪れた観光客、チャン・ディン・チーさんは次のように話しています。

(テープ)

「イエン・トゥー遺跡は今やベトナム国内だけでなく、世界中で知られるようになりました。クアンニン省は、この遺跡の価値を発揮させるため、あらゆる条件と資源を整えています。多くの人々がここを訪れ、大変喜んでいますし、すべてのサービスもとても整然としています。」

イエン・トゥー遺跡の春祭り - ảnh 2文化・信仰・芸術に関する様々な催し 写真:Trường Giang/VOV-Đông Bắc

祭りの期間中に、文化・信仰・芸術に関する様々な催しが行われます。封建時代のチャン王朝の古物やベトナムのチュックラム仏教に関する貴重な資料を紹介する展示会、OCOP=「一村一品」国家プログラムの製品の見本市、民間遊戯、さらにイエン・トゥーの歴史と文化の奥行きを再現する歌舞公演などが行われています。

特に、クアンニン省はイエン・トゥーが世界文化遺産となるまでの歩みを共に支えてきた人々や観光客への感謝の意を込め、2026年から2028年末まで、イエン・トゥー名勝地の入場料を無料とする方針を打ち出しました。クアンニン省人民委員会のグエン・ティ・ハイン副委員長は次のように述べています。

(テープ)

「クアンニン省では、イエン・トゥー遺跡の再整備や関連インフラ・サービスの計画を進めています。また、イエン・トゥーの遺産価値を保存・修復・発揮していくための計画をコンソン・キエップバック遺跡群と連携させて策定しました。さらに、いずれもユネスコに認定されているハロン湾やランハー湾とも結び付け、地域間の発展を促す連携の枠組みを構築していきます。これはクアンニン省だけでなく、ハイフォン市やバクニン省、そしてベトナム全体の発展につながるものです。」

イエン・トゥー春祭り2026は、北部でも最も長く続く春祭りの一つです。この祭りは、時代を越えて受け継がれてきたベトナム文化の誇りを象徴する行事となっています。



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