ベトナムの新たな地位と発展への原動力:トー・ラム書記長が訪米

(VOVWORLD) - ベトナムのトー・ラム党書記長は、アメリカのドナルド・トランプ大統領の招待を受け、ワシントンで開かれた「ガザ平和評議会」の設立会合への出席を終え、帰国しました。

今回のアメリカ訪問は、世界的な課題に対してベトナムがより主導的かつ積極的な役割を果たす姿勢を改めて示すものとなりました。また、ベトナムが飛躍的な発展を目指す新たな段階に入る中で、アメリカとの「包括的な戦略的パートナーシップ」を具体化する極めて重要な節目となりました。
グローバルな課題への関与と「自立・自強」の外交

ベトナムの新たな地位と発展への原動力:トー・ラム書記長が訪米 - ảnh 1トー・ラム書記長 「ガザ平和評議会」の設立会合に出席 写真:TTXVN

「ガザ平和評議会」は、国連と連携してガザ地区の人道支援や復興、地域の安定を調整するための枠組みです。参加国は、紛争の終結や平和の再構築、さらには国際法と国連憲章に基づいた包括的な政治プロセスの実施について、具体的な解決策を模索します。
ベトナムはこの会合に、自信と主導権を持って臨みました。トー・ラム書記長が示した「自信・自立・自力・自強」の精神は、複雑な国際問題に対しても原則を維持しつつ、柔軟にアプローチする姿勢に現れています。ベトナムは、大国間の権力争いにおいて「どちらかの側」に立つのではなく、平和と安定、そして国際社会の共通の利益の側に立つことを一貫して表明しました。
こうしたバランスの取れた外交方針は、各国から高い評価を得ています。会合に出席したアメリカのトランプ大統領は、次のように述べ、ベトナムへの深い敬意を表しました。
(テープ)

 「この会合にベトナムのトー・ラム書記長が出席されたことを光栄に思います。ベトナムは素晴らしい国であり、国際社会において重要な力を持つ国です。私たちはベトナムに対し、深い、そして多大なる敬意を抱いています」
トー・ラム書記長の出席は、ガザのような国際的な焦点においてベトナムの声を届けるだけでなく、各国のパートナーとの関係を強化し、政治的信頼を高める機会ともなりました。 レ・ホアイ・チュン外相は、今回の多国間外交の意義について次のように述べています。
(テープ)

「この重要な多国間外交活動を通じて、私たちは中東の平和促進に向けた善意と努力を示しました。また、今回の訪問は、開催国であるアメリカや、中東諸国を含む国際的なパートナーとの関係をさらに前進させるものとなりました」
経済飛躍 への新たな「原動力」

ベトナムの新たな地位と発展への原動力:トー・ラム書記長が訪米 - ảnh 2トー・ラム書記長 トランプ大統領と会見 写真:TTXVN

ワシントン滞在中、トー・ラム書記長はトランプ大統領をはじめ、ジェイミソン・グリア通商代表との会見や、議員らとの電話会談を精力的に行いました。
世界的にデジタルトランスフォーメーションが加速する中、今回の訪問では、科学技術、航空、医療といった主要分野で、総額372億ドル、日本円でおよそ5兆6000億円にのぼる協力合意が結ばれました。 これは、ベトナムが対アメリカ貿易バランスの是正に向けて主導的に動いている証左であり、アメリカの「アメリカ・ファースト」政策による関税圧力への具体的な解決策ともなっています。さらに重要なのは、これらの成果を通じて、アメリカがベトナムを「信頼できるパートナー」、さらには「戦略的顧客」として認めたという点です。
今回のアメリカ訪問の成果は、ベトナム共産党の大きな決断を、一貫性を持って具体化したものです。それは、ベトナムが揺るぎない視点を持ち、自信を持ってグローバルな舞台へと歩みを進めているというメッセージでもあります。
今回の訪問で開かれた経済、技術、そしてグリーン化への新たな協力空間は、ベトナムが新たな時代へと飛躍するための、実質的な「原動力」となることが期待されています。

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