ハノイ市内のタムシティ
リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
山崎 こんにちは、山崎千佳子です。
アン こんにちは、アンです。山崎さん、ベトナムはもうどれくらいになりますか?
山崎 2年ちょっとです。今、3年目ですね。
アン ベトナムでの生活には慣れましたか?
山崎 その質問は、住み始めたころによく聞かれました。慣れたところもありますが、いまだに「ええ?」っていうこともありますね。「郷に入っては郷に従え」と思うんですが、なかなかできないことも多いです(笑)。
アン そうですね。私も日本にいた時、そう思いました。「郷に入っては郷に従え」は日本の諺ですが、ベトナムにも同じ諺があります。表現は違いますが。
山崎 どんなふうになりますか?
アン 直訳すると、「ある家族に入ったら、その家族の風習を尊重すべき」となります。
山崎 思い出しましたが、英語でもありますね。「When you are in Rome, do as the Romans do.」 ローマにいる時は、ローマ人のするようにせよ、という意味です。そういう考えは、世界共通かもしれませんね。では、リスナーの方からのメッセージをご紹介しましょう。東京都足立区のあいかわ・おさむ さんから今月7日に頂いたメールです。
― 喪失感を拭(ぬぐ)うためにも、気持ちを奮い起こしています。孤独感、喪失感、経験したことのない深い絶望に、なかなか元気な自分には戻れません。 それでいいのだと自分で自分を慰める日々です。日本語課の皆さんや、聴取者の皆さんのお言葉を心の支えに、ハロン湾を観たいという妻の夢、妻の遺影を掲げてハロン湾に行く、そのためにも元気になろうと思うのですが、難しいのが現実です。日本語課の皆さん、励ましのうたをありがとうございました。
アン あいかわさん、私も、妹と父が亡くなったので、あいかわさんの心の痛みがよくわかります。長い間、奥さまを看ながら、仕事や、家事などをされてきたあいかわさんを心から尊敬します。
山崎 あいかわさん、メッセージにも書いてくださっていましたが、必ず、時間が心を癒してくれると思います。今は難しいかもしれませんが、少しずつでも前を向いて「今日はこれもできた、あれもできた」と進んでいかれてください。次に、鹿児島県薩魔川内市の中原しょうたさんから先月下旬に頂いたメッセージをご紹介します。
― ベトナムの声放送局のスタッフの皆さんこんにちは。11月20日のおしゃべりタイムを聞きました。アンさんは毎日、日経、産経、読売、朝日など、大きな新聞を読んでいるとのこと、素晴らしいです。私は授業で英語を学習していますが、なかなか出来ません。アンさんがお読みになられている新聞は主に東京のニュースが多いでしょう。今回、同封した「南日本新聞」は主に鹿児島県、そして一部の熊本・宮崎で発行されている新聞です。地方の政府ニュースや、地方文化など大手とはちがった良さがあります。ぜひこれで鹿児島を好きになって下さい。
アン 中原さん、ありがとうございます。中原さんが送ってくれた新聞を読みました。とても参考になりました。ありがとうございました。私が日本にいたとき、鹿児島県にも行ったことがあります。さつま揚げは大好きです。
山崎 リスナーの方からは、メールや、お便りだけでなく、新聞や本などもよく頂いているということで、本当にありがたいですね。でも、メッセージを頂けるだけでありがたい事なので、みなさん、どうぞお気遣いなくお願いします。
アン そうです。みなさん、お気遣いなく。この仕事は、日本語のネイティブでない私たちにとっては大変ですが、リスナーの方々の応援で、楽しくやらせて頂いています。リスナーの方たちは、私たちの誇りであって、大きな励ましでもあります。
山崎 本当ですね。この仕事は、聴いてくださる方がいないと自己満足で終わってしまいます。謙虚に、かつ日々勉強という気持ちでやっていきたいといつも思っています。
アン 次に、東京都瑞穂町の おの・たかお さんからの今月8日に頂いたメールです。
― ニュースでも仏教協会のことが出ていましたが、ベトナムでもクリスマスのイベントは華やかですか?バナ族の紹介で、機織りのことが出ていましたが、40年くらい前には我が家でも母が機織りをしていました。機械織りでしたが、なんだか懐かしく思い出しました。
山崎 おのさん、メッセージありがとうございます。12月に入って、ベトナムでも、クリスマスの雰囲気を感じられるようになりました。
アン ベトナム人にとっては、旧暦のお正月「テト」が一番重要なものですが、最近では海外からの影響もあって、クリスマスも重要なイベントとなっていますね。
山崎 ハノイ市内のショッピングセンターや、旧市街、ホテルなどは、クリスマスツリーなどの飾りが華やかです。クリスマス用の贈り物もよく売られています。
アン ベトナムは仏教を信仰する人が多いですが、今ではクリスマスは、キリスト教の信者だけではなくて、若者をはじめとして、一般の人のお祭りにもなっています。
山崎 日本もそうですね。今はクリスマス商戦、まっただ中でしょうか。個人的な思い出を言うと、昔、クリスチャンではないのに、クリスマスイブに教会のミサに行ったことがあります。たくさんのキャンドルと厳かな雰囲気が印象的でした。
アン 続いて、秋田県秋田市の増井ひろゆき さんからの今月4日に受信したメールをご紹介します。
― 日本は、今週から雪の季節に入りました。本格的冬の到来です。ベトナムは、気温のアナウンスを聞いている限りにおいては,あまり暑くもなく,すごしやすい季節のように思えます。いかがお過ごしですか。今日のおしゃべりタイムの中で話題となっていたベトナム国内のテレビチャンネルが100位あるというのに驚きました。まさか100チャンネルが別々の放送をしているわけではないと思いますが,100のチャンネルの内、どれだけのチャンネルが独自の放送をしているのか、興味が湧いてきました。機会があれば紹介していただければと思います。
山崎 増井さん、メッセージありがとうございます。ベトナム国内のテレビチャンネルが100位あるというのは、私もびっくりしました。
アン でも、これは事実です。それぞれのチャンネルは、それぞれ独自の内容を放送しています。
山崎 ええ、内容が同じではないんですか?
アン 違いますよ。63の地方にはそれぞれテレビ放送局がありますが、これらのチャンネルは毎日、地元の政治、経済、文化、時事問題などを伝えます。唯一、ベトナム政府の規定で、毎日夜7時から45分間放送されるVTV=ベトナムテレビ局のニュース番組だけは、それを放送しないとだめですが、それ以外の時間帯は独自の放送内容です。VOVのテレビ放送や、通信社、国防省などのテレビ放送の内容も異なります。
山崎 すごいですね。全部おもしろかったら、どのチャンネルを見るか迷いますね。そのせいかわかりませんが、ベトナムの人はテレビが好きですよね?スポーツバーではない普通のレストランなどにもテレビがついていたりしませんか?
アン (説明)
山崎 今週もたくさんのメッセージを頂き、ありがとうございました。
では、最近、お便りとメールをお寄せくださった方々をご紹介します。
- 石川県、金沢市の たぐち・のりずみ さん
- 千葉県、四街道市の 竹内・ひろのり さん
- 兵庫県、明石市の やぐら・てつや さん
- 兵庫県、稲美町の ふるいえ・とおる さん
- 兵庫県、洲本市の 増井・淳一郎 さん
- 福井県、福井市の 西村・としや さん
- 鹿児島県、鹿児島市の にしのはら・ひとし さん
- 神奈川県、二宮町の 関本・まさる さん
- 神奈川県、開成町の かわせ・かずひさ さん
- 神奈川県、川崎市の おいかわ・かずあき さん
- 福岡県、筑紫野市の せきや・ふみのり さん
- 栃木県、大田原市の 小笠原・ひろゆき さん
- 長野県、安曇野市の そうま・ひでき さん
- 山形県、東根市の みさわ・あきら さん
- 愛知県、名古屋市の 竹内・けんじ さん
- 東京都、豊島区の 小笠原・たかし さん
- 東京都、品川区の 広岡・あつし さん
- 東京都、台東区の 植竹・あつお さん
- 東京都、足立区の あいかわ・おさむ さん
- 東京都、練馬区の かい・もとふみ さん
- 東京都、大田区の くさなぎ・よしひろ さん
- 東京都、港区の いぐち・けい さん
- 新潟県、上越市の いまい・やすし さん
- 滋賀県、守山市の よねだ・てつお さん
- 滋賀県、大津市の中小路・かずお さん
- 群馬県、前橋市の やない・やすし さん
- 茨城県、日立市の あかつ・しょういち さん
- 茨城県、笠間市の いなば・たかし さん などの方々です。
リスナーの皆さん、お便り、いつも ありがとうございます。これからも引き続きこの放送をお聞きになって、たくさんのお便りをお寄せくださいね。私たち、日本語課スタッフ一同心からお待ちしております。
お便りの宛先はThe voice of Vietjnam 45 Ba Trieuつづりは び・えい・てぃ・ある・あい・い・ゆ・ハノイです。そして、日本語放送のイーメールのアドレスはjapanese@vov.org.vn です。 それでは、来週のこの時間に又、お会いしましょう。
ご機嫌よう