(VOVWORLD) -リスナーの皆さんから寄せられたお便りを音楽と共にお送りするおしゃべりタイムの時間です。
ソン リスナーの皆さん、こんにちは、ソンです。
タオ こんにちは、タオです。ベトナムでも、日本でも新型コロナウイルス感染症は、いまだ複雑に推移していますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
ソン 来る8月22日は、旧暦の7月15日に当たります。ベトナムではこの日は、「盂蘭盆」と言われ、仏教徒にとって重要な行事の一つとされています。
タオ ベトナム人の風習では、盂蘭盆は、先祖の恩を偲ぶため先祖供養の儀式です。その他、住宅の周りに迷っている浮遊霊の冥福を祈る儀式でもあります。
ソン そうですね。各家庭の都合によって、その儀式は当日の旧暦7月15日ではなく、その前日に行われたりもします。
タオ 無縁仏は、粗末な衣服を着て表れるので、一般的なお供えとしては、紙製の衣服や、お菓子、果物などが含まれます。供養の儀式を終えた後、お米や塩を庭先にまいて、子どもやホームレスの人たちにお菓子や果物を配るというものです。
ソン こうした儀式を行うことで、無縁仏はこれらのお供え物を受けると信じられていますね。
ではここでお便りの紹介を始めましょう。初めに、新潟県じょうえつ市の・いまい・やすしさんからの7月5日消印のお便りをご紹介します。
「ベトナムの声日本語スタッフの皆様。
貴国も我が国も、なかなかコロナ感染の収まらぬ日が続いていますが、ワクチンの接種が進んで、大多数の人々に免疫が確保されれば、新しい光が見えてくることでしょう。
貴局のHPより動画『ハノイの有名なハス茶』を観させていただきました。日本人が蓮を口にするのは根の部分ですが、ベトナム人は蓮の香りを茶葉に移してお茶を楽しみます。たおやかな所作で、蓮のつぼみに茶葉をすべり込ませて葉で包み、ゆっくりと花の香りをお茶の葉に浸透させる様子は優美の言葉以外には見つかりません。こういうお茶を飲みたいものです。それにしても、蓮の花の香りをお茶にして飲みたいと最初に考えついた人は、何と想像力に満ち溢れた人間なのでしょう。
ベトナムでは蓮の見頃は終わったそうですね。私の地元である上越市、高田公園の蓮の花はこの手紙が届く頃にはお堀を埋めつくしていることでしょう。」
タオ いまいさん、お便りありがとうございます。そうですね、北部でも、このお便りをご紹介するこの頃に、蓮の見頃は過ぎました。
蓮の茎と根のサラダ(写真:インターネット) |
ソン そうですね。ハノイ市内の至る所にハスの池があります。ハスのシーズンになると、これらの池は、ピンク、赤、白の蓮の花が一杯出て、とても美しく、女性たちはアオザイを着て撮影スポットになりますよ。
蓮の実のチェー(Chè) |
タオ ハスは泥水の中で育ちますが、美しくて、よい香りの花を咲かせ、泥臭さがまったくありませんからステキですね。
ソン ええ、ベトナム人の飲食文化にとってハスの花、茎、葉、蓮根などはお馴染みとなっています。
蓮の葉でオコワを包む(Lê Mai撮影) |
タオ 確かに、蓮のおしべはお茶に、蓮の実は砂糖漬けやチェー(Chè)の具として使われる他、蓮の茎と蓮根はサラダ、料理の材料に、蓮の葉はご飯やオコワを包み香り付けするために食事面でもすべての部分を活用できますね。
ソン その他、ハノイ市のあるベテラン職人は、蓮の茎から採った繊維で、スカーフを作れるんですからね。
タオ では次に、島根県いずも市の・おがわ・たつやさんからの7月10日のEメールをご紹介します。
「ベトナムの声日本語部の皆様、こんにちは。
コロナ禍の中、いろいろな制約があるかと思いますが、毎日の番組制作でたいへんお世話になります。
ベトナムは新型コロナウイルスの封じ込めで成果を上げてこられましたが、ホーチミン市では、多数の新規感染者が出ているようですね。わたしは7月19日に第1回目のワクチンを接種することになっています。副反応も怖いのですが、それ以上に接種することでわたし自身や周りの人々の感染リスクを下げることができると思います。
ワクチン接種率が上がることで新型コロナウイルスの収束に向けて、大きく動いてほしいものです。少しずつ経済活動において、海外との結びつきが元の状態に戻っていっているようですね。輸出産業を始め、観光業でも動きが活発になって、景気が上向いてくれることを期待しています。
ソン おがわさん、Eメールありがとうございます。ベトナムでは、全国規模の新型コロナワクチン接種キャンペーンが実施されています。疫病の感染リスクを低下させるためには、ワクチン接種は効果的な方法の一つですからね。
タオ 私も、第1回目のワクチン接種を受けましたよ。接種後に、副反応が出て、身体がちょっと疲れました。でも、ワクチン接種を受けたので、安心です。
ソン おがわさん、お体に気をつけて、引き続き私たちの日本語放送をお聴きくださいね。では次に、福島県福島市の・いけだ・みのるさんからの7月12日消印のお便りをご紹介します。
「みなさんこんにちは、久しぶりにお便りいたします。
当地では梅雨の最中で、今日も雨が降ったり止んだりしています。コロナの影響もあり、外出はほとんどしません。そのおかげでラジオを聴く時間が多くなります。この時間を利用して貴局の放送を楽しみたいと思います。」
タオ いけださん、お便りありがとうございます。いけださんと他のリスナーの皆さんも、疫病対策を遵守しながら、お体に気を付けて、お元気でお過ごしくださいね。
では次に、宮城県仙台市の・あきば・ひろゆきさんからの・7月12日消印のお便りをご紹介します。
「今日7月11日の12020kHzは非常に受信状態が良く、地元の放送局並みに受信できました。
さて、ベトナム紹介ではウサギの飼育で発展を遂げた青年の話題がありました。今の日本ではウサギ肉を食べることはあまり一般的ではありませんが、私の故郷山形県の山間部ではウサギを食べる風習があり、私も子供の頃、両親に連れられ、ウサギ料理を出す割烹に行ったことがあります。子供心に、ウサギを食べるなんていやだなと思ったものの、いざ食べてみたら柔らかい鶏肉のようでおいしかったことを覚えています。
ベトナムではウサギ肉は普通に食べられているのでしょうか?それとも特定の地方での限定的な食文化なのでしょうか?教えていただければ幸いです。」
ソン あきばさん、お便りありがとうございます。ベトナムでは、ウサギ肉は高級品のようで、豚肉や鶏肉、牛肉と比べ、一般的ではなく普通に食べられていません。勿論、大型スーパーにあるわけもなく、一般の市場でもまったく売られていません。
タオ そうですね。ウサギ肉の調理方法も簡単ではないし、まずウサギはペット以外あまり飼われていませんからね。
今週もたくさんの方からお便り、メッセージを頂きました。ありがとうございます。
最後に、お名前だけでもご紹介させて頂きます。
・ 宮城県わくやちょうの・たけだ・おさむさん
・ 東京都あだち区の・あいかわ・おさむさん
・ 東京都としま区の・おがさわら・たかしさん
・ 東京都ねりま区の・かい・もとふみさん
・ 神奈川県かわさき市の・おいかわ・かずあきさん
・ 岡山県岡山市の・うえむら・あきおさん
・ インドからの・SHIVENDU PAULさん
・ 中国四川省のめいりんさん
それでは、来週またお楽しみに!リスナーの皆さん、さようなら。