５月１９日のおしゃべりタイム

2016年5月19日 | 15:00:00

５月１９日のおしゃべりタイム - ảnh 1
コム・バン・フォン（Com van phong）のセット

山崎　こんにちは。山崎千佳子です。

アン　こんにちは。アンです。

山崎　アンさん、私、１か月ほど前に同じアパート内で引っ越しをしたんですが、近所にベトナム軍のあれは宿舎でしょうか、訓練所でしょうか、あるんです。

アン　多分、駐屯地だと思います。

山崎　駐屯地？なるほど。毎朝５時半に鐘がなるんですが、あれは起床の合図なんでしょうか？

アン　そうですね。駐屯地の起床時間だと思います。ハノイ市内には数十か所、駐屯地がありますよ。

山崎　多いですね。首都だからですか？

アン　いえ、ホーチミンやハイフォンなど大都市には同じぐらいあります。

山崎　ベトナムは徴兵制なんですよね？みんな一度は軍隊に行くんですか？

アン　基本的には、１８歳から２５歳までの男子はみんな行かなければなりませんが、体の不自由な人や親がベトナム戦争で戦死している人は免除対象です。

山崎　大学生はどうですか？

アン　在学中は免除になりますが、卒業してから兵役につくことになります。

山崎　徴兵期間は２年なんですよね。

アン　はい。男子だけでなく、１８歳以上の女子も自分で志願して軍に需要があれば、兵役につくことができます。

山崎　うーん、おしゃべりタイムはベトナムに関して、どんどん詳しくなれますね。では、リスナーのかたからのメッセージをご紹介しましょう。群馬県渋川市の鈴木よしかずさんから今月5日に頂いたメールです。

― 今日は３連休の最終日で道路や新幹線が混雑しています。先月開業した北海道新幹線の人気が高く乗車券の入手が困難なようです。まだ函館までしか開通していないので平日は空いているようです。北海道の入り口まで鹿児島から新幹線で旅が出来る様になりました。とは言っても料金の高さに驚いてしまうのは私だけでしょうか。ベトナムの神社についての素朴な質問です。高名な方を祀ってあるのが神社だと思います。お寺も同じ様に高名な方が祀られている所が多いと思います。ベトナムで神社とお寺はどの様に区別されているのですか。チャン神社の紹介を見て違いが分かり難いと悩んでいます。

アン　鈴木さん、メッセージありがとうございます。北海道新幹線の開業はいいですね。日本の交通は本当に便利ですね。ベトナムはまだまだです。

山崎　ベトナムの鉄道は電化されていないんですよね。速度もゆっくりで、ハノイ－ホーチミンだと早くて３０時間だそうです。縦に長い国ですから、鉄道より飛行機の方が便利ですね。そして、鈴木さんのご質問は私も興味があります。ベトナムの神社とお寺の違いは何でしょう？

アン　ベトナムの神社は、国の功労者や地元住民が神様として見なす人物を祀るもので、お寺は仏を祀るところです。

山崎　なるほど。お寺は宗教的なもので、神社は身近ではないにしても尊敬に値する人を祀っているんですね。日本では神様を神社に祀っているので、やはり日本とベトナムでは違いますね。

アン　そうですね。次に、埼玉県、さいたま市のとくえ・ひろゆきさんから先月29日に頂いたメールです。

― ベトナムにとって、4 月 30 日、5 月 1 日は特別な日でしたね。番組を聞いてベトナム戦争の終結の日だったことを思い出しました。もう 40 年経つんですね。親と一緒にニュースを聞いていた光景を思い浮かべました。ところで、VOVも放送のインターネット配信が始まっていますね。今日はゴールデンウィークだったので、ラジオで聞くことができましたが、帰宅が遅いこともあり、夜な夜なインターネットで放送を聞くことも増えてきました。BCL の楽しさとは別に、肩の力を抜いてのんびり放送を楽しめるのはいいですね。

山崎　とくえさん、メッセージありがとうございます。インターネットのオンデマンドは便利ですよね。インターネット放送は、ノイズがなくてクリアな音質で聞けますね。私もいつもインターネットで放送をチェックしています。

アン　そうですね。でも、短波放送もいいですよ。私も時々、世界各国の短波放送を聴いています。

山崎　アンさんも短波専用の機械を持っているんですか？

アン　はい。普通のラジオでは聴けませんからね。自分で作った物で聴いています。

山崎　アンさん、器用ですね。卓球もVOVの中で１番か２番目に上手なんですよね。次に、兵庫県明石市のやぐらてつやさんから先月30日に頂いたメールをご紹介します。

― 日本ではゴールデンウィークの連休に入りましたが、ハノイの街の様子は如何でしょうか？気温も高くなっているようですね。ベトナム紹介では農業によるサプライチェーンについて知ることができ、生産だけでなく、マーケットを見据えた取り組みをしていかないと発展しないということが分かりました。今後も、このような取り組みをご紹介頂ければと思います。ベトナムでの外食産業の話題等もありましたら、お願い致します。

アン　やぐらさん、メッセージありがとうございます。放送を詳しく聴いてくださって、うれしいです。

山崎　ベトナムの農業も変わって来たんですよね。日本だとサプライチェーン、生産から消費までつながっているのが普通に思いますけど、ベトナムでは違うシステムだったんですよね。

アン　そうです。サプライチェーンが始まったのは、ここ２～３年のことです。このシステムは農家や企業にプラスになっています。

山崎　やぐらさんからは、ベトナムの外食産業についてもご質問を頂きました。道端の屋台やコムビンザンという食堂がたくさんあるので、もともと外食が盛んなのかと思いました。

アン　そうですね。まず、朝は都市部に住む人は外食です。朝は食欲もそんなにないので、フォーやビーフン、春雨など食べやすいものになりますね。

山崎　共働きの家も多いでしょうから、昼食も外で食べる人が多いんじゃないですか？

アン　はい。多くの人は外で食べます。会社員だと、会社の食堂か、近所の店を利用します。またランチの時間を節約するために、およそ10年前から、「Com van phong」という言葉が出てきました。Comはご飯、Van phongは事務所です。直訳すると、「事務所のご飯」という意味です。

山崎　オフィスで食べる、ということですね？

アン　そうです。この日本語放送のスタッフも良くオフィスで食べていますよ。

山崎　一度、小さいハーさんが自分で作って来たお弁当をVOVのオフィスで用意しているのを見たことがあります。そして、晩ご飯も外食が多いですか？

アン　最近は増えていますね。特に、ホーチミンやダナンなど、南部と中部では、週に1、2回、家族全員でレストランで食べるようになっているようです。

山崎　北部は違うんですか？

アン　そうですね。北部の人は家庭料理が好きなので、家族での夜の外食はそんなに一般的ではないですね。文化的な違いもあるかもしれません。

山崎　北部の人は倹約家が多いとか？

アン　そう言えるかもしれません。ベトナム全土では、外食産業の発展でレストランの数が増えてきましたよ。次に三重県、津市のかわぞえ・みつのりさんから先月28日に頂いたメールです。

― ベトナムは、コーヒー生産量でブラジルに続き世界第二位で、コーヒーが日常的に飲まれていると思います。ベトナムには喫茶店は多いのでしょうか？コーヒー1杯は、日本円でいくらぐらいでしょうか？

山崎　かわぞえさん、メッセージありがとうございます。ハノイでは本当にコーヒーショップが多いですよね。こんなにたくさんでつぶれないのかと思うほど、いたるところにあります。道端のお店から高級店まで様々ですね。

アン　そうですね。かわぞえさんがおっしゃるように、コーヒーが日常的に飲まれています。値段は、コーヒーの種類や質、店などによって違いますが、大体、8000ドン、日本円でおよそ40円くらいからです。

山崎　日本にもたくさんあるスターバックスは７万ドンくらいで、日本円でおよそ３５０円と高めです。でも、外国人だけでなくて、たくさんのベトナム人のお客さんでにぎわっているので、みんなお金持ちだなあと思います。今週もたくさんの方からメッセージを頂きました。ありがとうございます。最後に、お名前だけでもご紹介します。

・岩手県もりおか市の・やまざき・こうへい・さん

・宮城県わくやちょうの・たけだ・おさむ・さん

・茨城県ひたち市の・あかつ・しょういち・さん

・栃木県かぬま市の・みどりた・しげる・さん

・栃木県小山市の・おぐら・みつお・さん

・群馬県まえばし市の・さくらい・つとむ・さん

・埼玉県かすかべ市の・とだ・かずし・さん

・埼玉県ふじみ市の・やまざき・ふみひこ・さん

・埼玉県にいざ市の・いしだ・ひであき・さん

・千葉県あびこ市の・あわい・くにひろ・さん

・千葉県よつかいどう市の・たけうち・ひろのり・さん

・東京都あだち区の・あいかわ・おさむ・さん