「2024年孝養の恩」イベント開催 盂蘭盆の精神を伝える
(VOVWORLD) - 15日夜、ハノイのベトナム・ソ連友好労働文化宮殿で「2024年孝養の恩」と題した芸術イベントが開催されました。このイベントは、子供たちの親への感謝の気持ちを表現し、ベトナムの伝統的な家族の絆を再確認することを目的としています。
イベントでは、音楽、舞踊、詩の朗読、演劇など多彩な芸術表現を現代的な舞台演出と組み合わせ、盂蘭盆の時期にふさわしい意義深いメッセージを伝えました。
また、主催者と支援者が30名の生徒に贈り物と奨学金を贈呈しました。これらの生徒たちは、困難な環境にもかかわらず、ハノイの2024年の「孝行の模範」という称号を授与された若者たちです。
特筆すべきは、最新技術を駆使して戦没者の肖像写真を無償で修復する「チーム・リー」というグループの活動や、ハノイのホームレスに無料の住まいを提供する「ハノイ共同プロジェクト」の若者グループとの交流セッションが設けられたことです。これらの活動を通じて、若者の社会貢献意識と責任感を高めることを目指しています。
イベントの主催者である新聞「トゥオイチェ・トゥドー」のグエン・マイン・フン編集長は次のように述べています。
(テープ)
「盂蘭盆の時期は、特に親への感謝を表す機会です。我々は中部地方を訪れ、『英雄の母親』という称号を持つ女性や恵まれない子供たち、戦没者の家族に贈り物をお届けする予定です。今回のプログラムでは、内容を刷新し、全国の視聴者により強いメッセージを伝えたいと考えています」
このイベントを通じて、主催者は芸術の力を借りて人道的なメッセージを発信し、平和への願いや親への愛と敬意を呼び起こすことを目指しています。また、戦争英雄や「英雄の母親」を称えるとともに、若い世代に感謝の心と社会的責任を再認識してもらうことを目的としています。