(VOVWORLD) - ベトナム政府は、新型コロナウイルス感染症の影響に早めに対応し、経済回復に効果的な対策をとっています。
Andrew Jeffries所長 |
これはADBアジア開発銀行ベトナム事務所のAndrew Jeffries所長が先ごろ、新聞記者のインタビューに答えた際、出した見解です。
同所長によりますと、ベトナムは、貸付金利引き下げを目指す金融政策や、企業へ支援パッケージなどを通じて、中小企業をはじめ、国内企業に「回復の空間」を作り出しています。それに加え、新型コロナへの抑制により、ベトナムの経済成長率は2021年に6.7%に、2022年に7%に達する見込みです。また、石油の高騰と国内消費の回復により、物価が高くなったものの、ベトナムのインフレが抑制されるでしょう。ベトナムのインフレ率は、2021年に3.8%、2022年に4%になると予測されているとしています。
また、これから、ベトナム経済は、輸出向けの産業、公共投資と民間セクターからの投資、および、各国と貿易の促進といった3つの主な原動力で引き続き成長してゆきます。ベトナムが締結している15件の自由貿易協定は、ベトナムの貿易と外国投資誘致に大きな弾みをつけるであろうとしています。