討論会の様子

これらの討論会には、ニュージーランド、オーストラリア、マレーシアの首相ら、及び、フェイスブックの最高執行責任者シェリル・サンドバーグ氏が討論会の演説者として出席しました。

「資源の効果的活用と持続可能な開発」と題する討論会では、ニュージーランドのアーダーン首相は、「気候変動は、世界経済の発展にとって最も長期的で大きな試練である」と述べ、アジア太平洋地域は、気候変動に対応できるような経済発展戦略と資源開発戦略を作成しなければならないと強調しました。アーダーン首相は次のように語りました。

（テープ）

「私たちは、ニュージーランドを含む地球全体で起きている環境問題と気候変動に深い懸念を持っています。これは、どんなに小さい国でも責任を負っている国際的な問題です。この問題は、人間により、段々減少してゆく資源をより効果的に活用させなければなりません。」

一方、「テクノロジーは経済的チャンスを作り出す」と題する討論会で、フェイスブックのサンドバーグ最高執行責任者とオーストラリアのターンブル首相は、テクノロジーによって人間の生活が改善された多くの例を挙げ、テクノロジーは人間同士のつながりを強化し、経済成長に大きく貢献している」と強調しました。フェイスブックのサンドバーグ最高執行責任者は次のように語りました。

（テープ）

「ＡＰＥＣ加盟諸国の企業約2千万社はフェイスブックを利用して自分の売り上げを高めています。これらの企業の8割はフェイスブックにより、自分の商品やサービスの販売地域を予測より拡大することができました。これは、フェイスブックをベースにするマーケティングを促進するメリットです。」

10日午前、「2020年後のＡＰＥＣのビジョン」と題する討論会も行われました。