15日と16日の両日、フィリピンの首都マニラでASEANのSOM高級実務者会合及びJCM=合同諮問会議が行なわれました。ベトナムのSOM委員会委員長を務めるグエン・クォク・ズン外務次官率いる代表団が臨みました。これらの会議では来る4月26日から29日にかけて、マニラで開催される第30回ASEAN首脳会議に提出される議事日程や文書などが点検されました。
また、首脳会議で、各国の指導者らは地域と国際情勢、ASEAN共同体づくり段取り、パートナーとの関係、協力方向などについて討議する計画があります。
SOM高級実務者会合やJCM=合同諮問会議で、高官らはCOC=海上行動規範の作成について話し合った際、COCの作成におけるASEAN内の団結の維持や中核的な役割の発揮の重要性を強調しました。また、中国との協議を促進し、今年半ばをめどにCOCの枠組を完成することで一致しました。
さらに、ASEAN共同体の構築に関する総合計画の実施状況や発展格差の是正、結合の強化などについても討議が行なわれました。