会議の参加者＝Phạm Huân/VOV-Washington

4日、アメリカの首都ワシントンで、ASEAN=東南アジア諸国連合とアメリカによる外相特別会議が開催されました。ベトナムからグェン・コック・ズン外務次官率いる代表団が参加しました。会議で発言に立ったズン次官は、この間、ASEANとアメリカの協力活動において収めた成果を高く評価すると共に、アメリカが引き続きASEANの中核的な役割を支持することは戦略的な意義を持っており、地域内の平和、安定、連携に積極的かつ重要な要素であると強調しました。

また、ズン次官は「今後も、ASEANとアメリカは、中小・零細企業の発展、草の根外交、海洋協力、テロやサイバーセキュリティの防止対策などの幾つかの優先的な分野において協力する必要がある」と提案しました。ベトナム東部海域、いわゆる南シナ海問題について、ズン次官はこの海域における平和、安定、安全保障、航行の安全と自由の必要性を高く評価した上で、これは、アメリカを含むASEAN地域内外の諸国の関心事であると強調しました。