(VOVWORLD) - 12月1日、UAE=アラブ首長国連邦のドバイでCOP28=国連気候変動枠組条約第28回締約国会議の枠内で行われた国連気候行動サミットへの出席を機に、ファム・ミン・チン首相は多くの指導者と個別会見しました。
EC=欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長との会見で、チン首相は「EU=欧州連合との包括的な協力とパートナーシップを重視する」と強調するとともに、気候変動対応、および公正なエネルギー移行を目指し、欧州委員会と加盟国がベトナムに対する金融、技術、人材育成などを支援するよう希望を表明しました。
また、ECに対し、加盟国にベトナム・EU投資保護協定の早期批准を働きかけ、ベトナムの水産物に適用しているイエローカードの早期解除を検討するよう提案しました。
一方、ウルズラ氏は「ベトナムがEUとECの重要なパートナーである」と強調し、「公正なエネルギー移行パートナーシップ」の展開などにおける双方の緊密な協力を歓迎しました。
他方、ハンガリーのカタリン・ノバク大統領との会見で、チン首相は両国の関係機関に対し、貿易投資分野での協力や市場開放を促進するよう提案しました。
一方、カタリン大統領は国際社会におけるベトナムの地位を高く評価し、ハンガリーに留学するベトナム人学生への奨学金の支給を維持すると確約しました。