外務省によりますと、欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ委員長は25日から26日の日程でベトナムを訪問します。
バローゾ委員長とズン首相(写真:Duc Tam)
バローゾ委員長がベトナムを訪問するのは今回で2回目です。今回の訪問について、バローゾ委員長「その目的は、これまで達成されてきた成果を発揮し、分野別の協力を促進し、双方のFTA=自由貿易協定の交渉を加速させるためだ」と明らかにしました。
バローゾ委員長はベトナム・EU間のFTAの利益に触れ、「これはベトナム企業に多くのチャンスをもたらし、ベトナムのEU向けの輸出の増加などに寄与するものとなるだろう」との見方を示しました。
また、政治に関し、バローゾ委員長はEUとASEANとの関係の促進に対するベトナムの重要な役割を高く評価するとともに、「ドイモイ刷新事業を開始して以来、ベトナムは経済発展や、国民の生活改善、インフレ抑制などの分野で多大な成果を収めてきた」とした上で、「今後、ベトナムは中所得国の限界を乗り越えるためにさらに努力していく必要がある」と訴えました。
ベトナム東部海域問題に関し、バローゾ委員長は「EUは平和を重視しており、当事者に対し、平和的措置であらゆる紛争を解決するよう呼びかけている」と語りました。
なお、EUはベトナムの重要なパートナーであり、双方間の年間貿易額は年平均20%増加しており、2013年に270億ユーロに達しました。さらに、EUはベトナムに巨額の無償援助を供与しています。2014~2020年期にEUはベトナムに4億ユーロ相当の無償援助を供与することを公約しています。