イラン 艦艇が米海軍の船に接近 「米が挑発」と反論の声明

(VOVWORLD) - 今月、ペルシャ湾でイランの革命防衛隊の艦艇がアメリカの海軍の船に異常接近したと、アメリカ側が発表したことについて、イラン側は、挑発的な行為を行ったのはアメリカだとする声明を発表し、反論しました。
中東地域を管轄するアメリカ海軍第5艦隊は今月15日、ペルシャ湾北部で海軍や沿岸警備隊の船にイランの精鋭部隊・革命防衛隊の艦艇11隻が、異常接近したとする声明を発表し、「危険で挑発的な行動だ」とイランを非難していました。

イラン 艦艇が米海軍の船に接近 「米が挑発」と反論の声明 - ảnh 1 アメリカ海軍のハリー・S・トルーマン航空母艦(写真:AFP/TTXVN)

これに対し、革命防衛隊は19日、声明を発表し「アメリカは、警告を無視し、未熟で挑発的な行為を行った」として、詳細は明らかにしていないもののアメリカ側の対応に問題があったと反論しました。


そのうえで「アメリカのいかなる誤った行為に対しても断固とした対応をとる」と警告したほか、「地域を安定させるための唯一の方法は、アメリカ軍の中東地域からの撤退だ」としています。

両国の間では、ことし1月、アメリカ軍が革命防衛隊の司令官を殺害したのに対して、イラン側が、報復として、イラクにあるアメリカ軍の拠点に弾道ミサイルによる攻撃を行い、一時、大規模な衝突に発展する懸念が高まっていました。

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