インド 新型コロナ 死者連日3000人以上 計21万8000人超
(VOVWORLD) - 新型コロナウイルスの急激な感染拡大で医療体制の危機的な状況が続くインドでは、連日3000人以上が亡くなり、これまでに死亡した人は21万8000人を超えて、世界で3番目に多くなりました。
インド政府は3日、新たに36万8147人が新型コロナウイルスに感染し、3417人が亡くなったことが確認されたと発表しました。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、日本時間の3日午後7時時点で死亡した人は21万8959人で、メキシコを上回りアメリカとブラジルに次いで世界で3番目に多くなりました。
インドでは感染の急激な拡大で病床や医療用の酸素の不足が続いていて、地元メディアによりますと、南部カルナタカ州の病院では2日夜から3日朝にかけて、入院していた新型コロナウイルスの患者など24人が死亡し、酸素の供給が遅れたことが原因とみられるということです。
インドに対しては各国から支援の動きが相次いでいて、2日夜もアメリカから抗ウイルス薬の「レムデシビル」が到着したほか、イギリスも人工呼吸器1000台を新たに提供すると明らかにしました。
しかし依然として医療体制は危機的な状況で、政府は各地の医療機関に酸素を生成する装置を設置するなど対応を急いでいます。(NHK)