18日、インドの首都ニューデリーで「インド洋に浮上している地政学的な問題」と題する国際シンポジウムが行われ、インドをはじめ、各国の学者、研究者らが参加しました。
席上、SIOS=インド洋研究センターのバラダス・ゴシャル教授は「中国がベトナム東部海域(南シナ海)で一連の軍事拠点化や建設活動を進めている背景の中で、同海域の緊張情勢は域内だけでなく、域外諸国にとっても懸念すべき問題となっている」と強調しました。
一方、インド海軍のジャルマ少将は国際法を引用して、中国が東部海域の大部分に対する主権を主張していることは国際法、とりわけ1982年国連海洋法条約に違反するものであるとの見解を明らかにしました。
さらにベトナム社会科学アカデミーの東南アジア研究所のボ・スアン・ビン氏は東部海域での中国の一方的な行動を批判するとともにチュオンサとホアンサ両群島に対するベトナムの合法的な主権を強調しました。