反政権デモが続くウクライナのヤヌコビッチ大統領が、混乱収拾のため野党が求める大統領選と議会選の前倒し実施の用意を表明していることが4日、分かりました。最側近の与党・地域党議員が地元テレビに明らかにしました。
ヤヌコビッチ大統領(写真:AP)
同議員によりますと、大統領は「われわれ(与野党の)政治家が合意に達することができない場合、事態を打開できる唯一の民主的な方法は前倒し選挙となる」と述べました。大統領任期は2015年2月までで、辞任を伴わない前倒し選挙には憲法改正が必要となります。
EU欧州連合加盟を求めて13年11月に始まった一連のデモは、集会・言論の自由を規制する「反デモ法」(後に廃案)に反発し、今年1月に警官隊との衝突で死者が出ました。デモ隊の一部過激派が台頭し、野党も統制できなくなりつつあります。