(VOVWORLD) - WHO(=世界保健機関)は、新型コロナウイルスの「オミクロン株」が、世界中で広がっている別の変異株「デルタ株」と置き換わる可能性が高いとの見解を示しました。
これは、WHOが12日に公表した加盟国向けの報告書で明らかにしたものです。報告書では、オミクロン株について、イギリスのようにデルタ株が流行している国でも感染が急拡大していることから、「市中感染が起きている場所では、デルタ株と置き換わる可能性が高い」との見解を示しています。
ただ、理由については、「オミクロン株の免疫を回避する力によるものなのか、感染力の増加によるものなのか、両方なのかは不明だ」としています。
また、データが少ないとしながらも、「感染に対するワクチンの効果が低下する可能性が示唆されている」と指摘しています。(日本テレビ)