ガザ地区 停戦協議 16日も続く見通し

(VOVWORLD) -イスラエル軍の攻撃が続くガザ地区の停戦に向けた協議が15日カタールで始まり、アメリカ政府高官は「協議内容は複雑で、やるべきことはまだたくさんある」と述べ、協議は16日も続くという見通しを示しました。
ガザ地区 停戦協議 16日も続く見通し - ảnh 1(写真:Getty Images/TTXVN)
今後の協議を通じて、イスラエルと、イスラム組織ハマスの間の合意に向けた糸口を見いだせるかが焦点です。ガザ地区では、イスラエル軍がハマスの壊滅を掲げて軍事作戦を続けていて、現地の保健当局の発表によりますと、これまでの死者は4万人を超えました。

こうした中、アメリカなどの呼びかけでガザ地区の停戦と人質の解放に向けた協議が仲介国カタールの首都ドーハで15日から始まりました。

今回の協議をめぐっては、イスラエル側が現地に交渉団を派遣したのに対し、ハマス側は参加しないとしていますが、ロイター通信によりますと、イスラエルの出方次第では仲介者と面会する意向も示しているということです。

これについて、アメリカ・ホワイトハウスのカービー大統領補佐官は15日、記者団に対し「協議の再開は重要な一歩でここに至るまでにすでにいくつかの見解の相違を埋めることができた」と述べた上で「協議内容は複雑で、やるべきことはまだたくさんある」として、協議は翌16日も続くという見通しを示しました。
また、今回の協議にハマス側が参加していないことについては「これまでの協議でも仲介国が話し合った内容をハマス側に伝えて、回答を待つという形だった」として、協議のプロセスに問題はないという認識を示しました。

ガザ地区の停戦に向けた協議は、先月、ハマスの最高幹部が殺害されたことを受けてイランが宣言しているイスラエルへの報復に影響を与える可能性もあり、イスラエルとハマスの間の合意に向けた糸口を見いだせるかが焦点です。(NHK)

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