クアン主席、ラオス、カンボジア、韓国の指導者と個別会見
(VOVWORLD) - 11日午前、チャン・ダイ・クアン国家主席は、APEC首脳ウィークに参加するため、中部ダナン市を訪問中のラオスのブンニャン・ウォーラチット人民革命党書記長兼国家主席、カンボジアのフンセン首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と個別会見を行いました。
クアン主席(右)とラオスの国家主席との会見=TTXVN |
ラオスのブンニャン・ウォーラチット人民革命党書記長兼国家主席との会見で、クアン主席は「ベトナムとラオスは政治、安全保障、国防、経済、貿易、投資、教育養成、文化などの分野において二国間の協力関係を推進すると同時に、国際場裏でも緊密に連携している」と強調しました。この際、ラオスのブンニャン・ウォーラチット国家主席は、先ごろ、ベトナム中部各省に上陸した台風「ダムレイ」の被災者に10万ドルの支援金を引き渡しました。
クアン主席(右)とフンセン首相との会見=TTXVN |
一方、カンボジアのフンセン首相との会見で、クアン主席は「ベトナムは『善隣友好・全面的協力・長期安定』という精神に従ってカンボジアとの友好協力関係をさらに強化したい意向にある」と明らかにすると共に、「この間、両国は、政治、国防・安全保障、経済、貿易、文化、教育などの分野において緊密に協力してきた」と強調しました。
そして、韓国の文在寅大統領との会見で、クアン主席はベトナムと韓国は、発展に向けての平和、安定の維持で、共通利益を持っていることから、韓国政府はベトナムに対し、引き続き無償援助やODA=政府開発援助を供与、海上法執行能力の向上、及び戦後の地雷・不発弾による被害の克服への支援を継続するよう求めました。
また、クアン主席は「ベトナムは終始一貫して、朝鮮半島の非核化を主張しており、朝鮮半島問題に対する国連安全保障理事会の決議を厳守している」と強調すると共に、韓国側に対し、ベトナム東部海域における平和、安定の維持と、国際法を基礎とする紛争の平和的解決というベトナムとASEANの立場を支持してゆくよう求めました。
一方、文在寅大統領は「韓国はベトナムとの戦略的パートナーシップの発展を重視しており、ベトナムと共に、両国間の協力関係を深化させてゆく」と強調しました。