25日、サウジアラビアのジュベイル外相はイラクの首都バグダッドを訪問し、同国のアバディ首相と会談し、両国関係の強化やテロ対策について話し合いました。
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AFP/TTXVN)
イラク首相府などによりますと、ジュベイル氏は会談で、イラクが過激派組織「イスラム国」から奪還した地域の安定回復に向け、支援の準備があると表明しました。イラクでは2003年のイラク戦争でフセイン政権が崩壊後、イスラム教シーア派主体の政権が発足しました。
シーア派の大国イランとの関係が深まりました。スンニ派のサウジはイランがイラクで影響力を強めるのを警戒しています。ISが台頭した14年に就任したアバディ首相は、サウジとの関係修復にも意欲を表明し、サウジも昨年、在イラク大使館を四半世紀ぶりに再開しました。