シリア情勢を巡って、アメリカのオバマ大統領は、日本時間の11日午前、ホワイトハウスから全米に向けてテレビ演説を行う予定です。
ロシアがアメリカなどによる軍事行動を回避するため、アサド政権に対して化学兵器を放棄して国際管理下に置くよう求めるなか、オバマ大統領がロシアの提案を踏まえてどのようなメッセージを発するのか注目が集まっています。
シリアで化学兵器が使われたとされる問題で、ロシアのラブロフ外相は9日、緊急の声明を発表し、アメリカなどによる軍事行動を回避するため、シリアのアサド政権に対して化学兵器を放棄して国際管理下に置くよう求めたことを明らかにしました。
これについて、オバマ大統領は9日、アメリカのメディアのインタビューに対して「若干前向きな動きだ」と評価したうえで、「軍事行動を行わずに化学兵器の使 用を止めることができるなら好ましい」と述べ、アサド政権の後ろ盾となっているロシアと協議し、検討していく考えを示しました。
その一方で、オバマ大統領は、アサド政権が化学兵器を手放す姿勢をこれまで見せたことがないと指摘し、軍事行動の方針は堅持していくとしています。
アメリカのオバマ大統領は、シリア情勢について10日夜、日本時間の11日午前、ホワイトハウスから全米に向けてテレビ演説を行う予定です。
最新の世論調査で軍事行動への反対が賛成を大きく上回るなか、オバマ大統領がロシアの提案を踏まえて軍事行動を回避する可能性に言及するのか全米がオバマ大統領の発するメッセージに注目しています。