20日午後、ニューディリーで、インドを訪問中のグエン・フー・チョン共産党書記長は同国のムカルジ大統領と会見しました。会見で、ムカルジ大統領は「ベトナムとの友好や多面的な協力関係の強化、発展を重視しており、ベトナムを東方政策の優先国の一つと見なしている」と強調しました。
チョン書記長とソニア・ガンジーINC党首
両首脳は、今後、経済、貿易、投資を中心に協力関係を強化することや、石油ガス、発電所建設に関するプロジェクトを効果的に実施すること、2015年までに商取引額を70億ドルに引き上げることなどで一致しました。また、両者は地域と国際問題について討議し、国際場裏で緊密に連携することでも合意しました。
同日午後、チョン書記長はインドのハミド・アンサリ副大統領兼上院議長と会見しました。チョン書記長は「ベトナムに進出しようとするインド企業に有利な条件を作り出すよう」との希望を表明しました。双方は議会間の情報と経験の交換や交流を強化することで一致しました。
これに先立ち、チョン書記長はインドのマンモハン・シン首相と会談した際、「インドとの友好や戦略的協力関係の維持、発展を重視しており、両国関係の強化は両国民の利益と願望に応えるものである」と強調しました。両者は政治関係や高級代表団の交換を強化し、外交、国防・安全保障分野での協力メカニズムを維持、軍事分野での協力メカニズムを設立し、経済、貿易協力を促進することで合意を達成しました。
また、チョン共産党とシン首相はともに関心を持っている地域と国際問題について話し合い、ベトナム東部海域いわゆる南シナ海での紛争を国際法、中でも1982年国連海洋法条約に従って平和的措置で解決する必要があるとの認識で一致しました。
シン首相は2020~2021年期のベトナムの国連安全保障理事会非常任理事国入りを支持すると強調しました。両者はASEAN・インド、ASEAN地域フォーラム、東アジア首脳会議、非同盟運動など地域と国際フォーラムで緊密に連携すると表明しました。会談後の共同記者会見で、チョン書記長は次のように語りました。
(テープ)
「両国は協力の潜在力が大きいであることを認識して、2007年に戦略的パートナー関係を構築しました。今回の訪問は両国の戦略的パートナー関係の深化を目指すためのものです。私とシン首相はオープンで適切な会談を行いました。」
一方、シン首相は次のように述べています。
(テープ)
「私たちは多くの分野で協力関係を促進したいのです。また、二国間だけでなく、多国間の枠組でも関係の強化を望んでいます。現在、ベトナムはアジア太平洋地域においてダイナミックな発展を遂げている国の一つです。インドはベトナムを信頼にたる戦略的パートナーと見なしており、ベトナムとの関係を東方政策の重要な柱の一つとして見なしています。」
これを機に両者は8件の協力合意書の調印式に立ち会いました。