(VOVWORLD) - チン首相は、「今回の訪問は、ベトナムとアメリカとの関係を平和、協力、持続可能な開発のための包括的な戦略的パートナーシップに格上げする共同宣言の具体化と行動計画の実施を目的としている」と強調しました。
セミナーの様子=VOV |
第78回国連総会ハイレベルウィークへの出席を機に、現地時間の21日午前、ニューヨークで、ファム・ミン・チン首相とハーバード大学、コロンビア大学、イエール大学の教授、経済専門家、研究者は、「不安定な世界経済環境における成長と持続可能な開発の促進」をテーマにした政策セミナーに出席しました。
席上、チン首相は、「今回の訪問は、ベトナムとアメリカとの関係を平和、協力、持続可能な開発のための包括的な戦略的パートナーシップに格上げする共同宣言の具体化と行動計画の実施を目的としている」と強調し、「その中には、科学技術やイノベーション、教育、訓練、政策コンサルティングなどの分野での協力が含まれる」と明らかにしました。チン首相は次のように語りました。
(テープ)
「私の意見では、リソースは思考と認識から生まれ、思考と認識が変われば、リソースが生まれます。第二に、モチベーションはイノベーションから生まれ、イノベーションがあれば、新たなモチベーションが生まれます。第三に、力は人々と企業から生まれなければなりません。このような思考とアプローチにより、ベトナムは対話を重視し思考力と認識を向上させ、イノベーションの強化のため協力を促進しています。当面、ベトナムは成長を優先し、投資経営環境の改善を継続し、加工・製造業と半導体などの分野の開発に集中しています」
セミナーで、参加者らは世界経済見通しについて話し合うと同時に、輸出や投資、観光、科学技術、新たな成長原動力などにおける機会と課題を特定しました。また、ベトナムの中期的かつ長期的な持続可能な開発に向けたマクロ経済の安定の維持と結びつける成長目標の実現に関する意見も相次ぎました。