アメリカのトランプ大統領(写真:AFP/TTXVN)
(NHK) アメリカのトランプ大統領は23日、ロイター通信のインタビューで、ロシアとの核軍縮条約「新START」について「一方的な取り引きだ」と述べ、ロシアにとって有利だという認識を示し、批判しました。
そして、アメリカの核戦力が他国に遅れをとっているという見解を明らかにしたうえで、「他国が核兵器を保有していくなら、われわれはその中で1番になる」と述べ、核戦力の強化に意欲を示しました。
ただ、具体的な説明はなく、オバマ前政権で核兵器の近代化を進める一方、新たな核兵器は作らないとしてきた政策を変更するのかどうかなどはわかっていません。
「新START」では、米ロ両国がそれぞれの戦略核弾頭の配備数を来年までに1550発に減らすことなどで合意し、相互に検証しながら現在も作業が進められています。