トランプ次期大統領 ウクライナ侵攻終結担当特使にケロッグ氏
(VOVWORLD) -アメリカのトランプ次期大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた担当特使を新たに設け、前のトランプ政権で副大統領補佐官を務めたキース・ケロッグ氏を起用すると発表しました。
(写真:ロイター) |
アメリカのトランプ次期大統領は27日、ロシアによるウクライナ侵攻の終結に向けた担当特使を新たに設け、前のトランプ政権でペンス副大統領の補佐官を務めた退役軍人のキース・ケロッグ氏を起用すると発表しました。
トランプ氏はSNSの投稿で「彼ははじめから私の味方だった!われわれはともに力による平和を確保し、アメリカと世界を再び安全にする」としています。
ケロッグ氏は現在、保守系シンクタンク、AFPI=アメリカ第一政策研究所に所属し、4月に発表した報告書の中で、ロシアが再び攻撃することがないよう、アメリカはウクライナへの軍事支援を続けるとする一方、そのためにはウクライナがロシアとの和平交渉に参加しなければならないと主張しています。
また、プーチン大統領を交渉に応じさせるためには、ウクライナのNATO=北大西洋条約機構への加盟を長期的に見送り、代わりに安全保障を含む包括的な和平案を結ぶべきだと主張しています。
トランプ氏は、9月にウクライナのゼレンスキー大統領とニューヨークで会談するなど、交渉を通じた早期の戦闘終結に意欲を示しており、具体的にどのような方策をとるのかに関心が集まっています。(NHK)