アメリカのハリス副大統領（Getty Images/TTXVN）

アメリカ共和党の大統領選挙候補のトランプ前大統領は、民主党の大統領選候補になることが確実になったハリス副大統領との討論会を9月4日に行うことでFOXニュースと合意したと明らかにしました。2日夜に自身のソーシャルメディア、トゥルース・ソーシャルに投稿しました。

トランプ氏は、バイデン大統領と行った初回討論会と似たルールになりますが、今回は聴衆を入れて激戦州ペンシルベニアで行われるとしました。

トランプ、バイデン両氏は9月10日にABCニュースで2回目の討論会を行うことで合意していましたが、トランプ氏はFOXに変更すべきと主張していました。FOXは同氏の支持者の間で最も人気が高いです。

一方、ハリス氏は3日、当初予定されていた討論会に参加する意向を表明しました。「『いつでも、どこでも』が特定の時間、特定の安全な場所になるのは興味深い」とXに投稿し、「彼が（以前に）同意したように、私は9月10日に（討論会に）出る。彼に会えることを願う」と述べました。

ハリス氏の広報担当は、トランプ氏が「おびえている」とした上で、「両陣営が既に合意」している9月10日の後のさらなる討論会開催について喜んで話し合うと述べました。

トランプ氏は3日、ハリス氏が討論を「恐れている」とし、9月4日の討論会で会うか、「さもなければ会うことはないだろう」と投稿しました。

トランプ氏は2日の投稿で、ABCの討論会はバイデン氏が出席しないほか、自身がABCと係争中のため「中止になった」と主張しました。ABCは7月26日に討論会の参加資格要件を示しましたが、特定の候補者名には言及していません。

民主党全国委員会（DNC）は2日、ハリス氏が大統領選の党候補指名を確実にしたと発表しました。今月19─22日の党大会を前に実施した代議員のオンライン投票で指名獲得に必要な支持を獲得しました。アメリカで主要政党の大統領候補として有色人種の女性が選ばれるのは初めてです。（ロイター）