ハワイ州地裁、トランプ氏の新入国制限令の執行差し止めを延長
【AFP】米ハワイ州の連邦地方裁判所は29日、ドナルド・トランプ大統領が署名したイスラム圏6か国からの入国を制限する新大統領令について、執行の一時差し止め命令を延長する決定を下しました。
(写真:AP)
ホノルル連邦地裁のデリック・ワトソン判事は、今月15日に出した一時差し止め命令を延長し、仮差し止め命令とする判断を下しました。司法省は上訴するとみられます。
ハワイ州のダグ・チン司法長官によりますと、通常、仮差し止め命令には期限がありません。従って、トランプ大統領は訴訟が決着するまで、新大統領令を執行できないことになります。
チン氏は「仮差し止めによって、(大統領令の)影響を受けるイスラム圏6か国に家族が暮らすハワイの人々や、ハワイで学ぶ学生、旅行者、世界中の難民たちが直面する不安が軽減する」と述べ、地裁の決定をたたえました。